本日、上記の展覧会と講演会を聞きに、奈良大学まで。
古代市場研究家としては、是非とも行かなければ、ということで。
私の30年前の卒業論文は「古代市場の考古学研究への道標」。市場といっても、マーケティングではなくマーケット。平城京の東西市を考古学的に証明できるかというもの。まぁ、結論は空中分解であったが……。
今回の展示、講演会は、マーケティングの方。特に土器土製品は商品か?というもの。土器といえば、年代や産地、遺跡の性格をもっぱらの検討課題であった。今回の新視点は、土器土製品の良、不良。都には良品だけが納品されているというイメージがあるが、不良品も出土する。こらを商品としての目でみると、これまで考えなかった経済活動が見えてくる。この視点はなかなか面白いポイントである。
さすが、三好所長!