先日の研究会で、上記の図書をいただいた。ありがとうございます。
千田さんの高句麗都城研究の集大成である。千田さんには、奈文研時代から、いろいろと教えて頂いていた。
高句麗の都城は諸説があって、なかなかわからない。有名な安鶴宮も高句麗時代か?高麗時代か?で見解が別れていたのである。百済、新羅の都は、すこしづつだが、解明されてきたが、高句麗は北朝鮮が中心ということもあり不明。
今回は年代の基礎となる瓦編年を提示し、そこから高句麗都城を解明している。都城の構造などの研究は、さらに調査の進んだ後になるのだろうが、現段階での定点になる図書である。勉強させて頂きます。
千田剛道著 『高句麗都城の考古学的研究』 北九州中国書店 2015年6月刊行

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