上記の本を読んだ。
林博通氏は、言わずと知れた大津京研究の第一人者である。私も滋賀にいた頃は、お世話になった。
そんな林氏がまたまた大津京の概説書を書いた。と、言っても、これまでのものとは趣が違う。大津京時代を中心としながらも、中大兄皇子の歴史を書いている。これに万葉集の検討もふんだんに組み込んでいるのである。
以前に、飛鳥の万葉歌を、飛鳥の歴史地理の中に組み込めないかと検討したことがある。しかし、なかなか歌心がないこともあって、まとめることはできなかった。もう一度、チャレンジしてもよいかもしれない。昔と違って、私の飛鳥観も大分明確になってきたから。
しかし、比良たかしで歌を作っているとは知らなんだぁ!

林博通著 『大津京と万葉歌』 新樹社 2015年4月刊行

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