2013年も、あまり論文は書いていない。研究目録は、諸般の都合で、目録編と本文編に分かれてしまった。来年(この正月中に)は本編を書かなければいけない。唯一の論文は、橿原考古学研究所論集に書いた飛鳥寺の北に関するものだけである。同様の内容は、昨年の母校の講演会でも話をしていた。これも今年は講演録となって刊行されている。飛鳥寺北に関する内容は、小墾田兵庫の論から進化したもので、さらに飛鳥寺西へと受け継がれている。これは来年3月には、日の目をみそうである。
報告書は現場も出ていないので、あまりないが、とある報告書に少しだけ書かせていただいた。昨今は、報告書を書くことはあまりない。
このこともあり、少し離れた所からの目線で、今年もメルマを継続中。舒明朝は4~9まで。来年は皇極朝に突入である。もっとも、全然書いていないのであるが……。このほかに地域ブランドの本の一部を書いた。私の担当は単なる前置きだったが、編集の世話役をさせられていたので、大変である。
さて、来年は、論文をもっと書かなければいけないが、他にとある企画を計画中。これが実現するかは、向こうの判断ではあるが、企画が進めば、またお手伝いをいただけなければいけない。
(論文)
・「飛鳥研究文献目録2001~2010(稿)」『明日香村文化財調査研究紀要 第12号』
・「飛鳥寺北方域の開発」『橿原考古学研究所論集 第十六』
(報告書)
・『キトラ公園内遺跡発掘調査報告書』(共著)
(図録)
・『飛鳥の考古学2012』(共著)
・『飛鳥藤原京への道』(共著)
(その他)
・「歴史の舞台 飛鳥を歩く① 推古大王の小墾田宮はどこに?」『週刊朝日百科 週刊新発見日本の歴史03』
・「嶋家から嶋宮へ」『季刊明日香風 第127号』
・「キトラ古墳 30年の歴史」『明日香 明日香村文化協会々誌』
・『地域ブランドブックス② 飛鳥 時空間ブランドとしての飛鳥劇場』(共著)
・『飛鳥と斑鳩』(共著)
・「飛鳥・藤原の考古学 舒明朝の王宮と寺院4~9」(飛鳥遊訪マガジン)
・「飛鳥・藤原の考古学 飛鳥寺西の空間構成」(飛鳥遊訪マガジン)
・「飛鳥・藤原の考古学 嶋家・嶋宮の西の端」(飛鳥遊訪マガジン)
・「飛鳥・藤原の考古学 菖蒲池古墳をめぐる諸問題」(飛鳥遊訪マガジン)
・「飛鳥・藤原の考古学 甘樫丘遺跡群」(飛鳥遊訪マガジン)
・「飛鳥・藤原の考古学 国賓を迎える飛鳥の宮廷庭園」(飛鳥遊訪マガジン)
・「飛鳥・藤原の考古学 飛鳥寺西における謎の柱穴列」(飛鳥遊訪マガジン)
・「飛鳥・藤原の考古学 藤原宮の儀礼空間を探る」(飛鳥遊訪マガジン)