『日本古代の歴史3 奈良の都と天平文化』を読んだ。
忙しくて、なかなか集中して読む時間がなかったが、ようやく読み終えた。読み終わるのに時間がかかったのは、忙しかったこともあるが、この本なかなか継続して読みすすめるのが難しい。著者もあとがきで書いていたが、出版社からの注文は、奈良時代の概説書を書いて欲しいとのこと。その時に、教科書に掲載されている事項は網羅することと条件が付いているらしい。確かに、奈良時代の全般に、政治や文化や宗教など網羅的に書いてある。教科書的な概説書としては、極めて優秀である。しかし、その分、メリハリが少なく、興味をもって読み続けるのが難しい。しかし、この本を読むと、奈良時代全般に理解ができるのは確かである。その意味では良い本である。私にとっては、とても役に立つ本であった。
西宮秀紀著 『日本古代の歴史3 奈良の都と天平文化』 吉川弘文館 2013.11刊行