今日は防災の日である。関東大震災から90年がたつという。

しかし、震災といえば、私の記憶に残るのは、阪神淡路大震災と東北の震災だけである。
阪神の時は大きく揺れて、まさに当事者の一人であったが、東北は報道でしか知らない。それでも強烈な印象であった。

こんな地震は7世紀の飛鳥でも、2度あった。推古7年(599)と天武13年(684)である。酒船石遺跡の石垣も天武朝の白鳳南海地震で倒壊したのである。それ以降の地震の跡も高松塚をはじめ、多くの古墳でみられる。決して、奈良は地震が少ないのではないのである。
そんなことを考える一日であった。