葛城氏にかかわる新書を読んだ。
葛城氏は古代有数の氏族である。しかし、5世紀後半頃になると、急に衰退する。
未だ謎の多い氏族ではあるが、近年は、南郷遺跡群において次々と新発見が相次いでいる。さら京奈和道関連の発掘でも、秋津遺跡の建物群や中西遺跡の広大な水田などもある。葛城といえば蘇我氏の先祖の土地という伝承もあり、飛鳥時代の葛城地域というのも、興味のあるところである。
そのような葛城氏について考古学の成果も盛り込みながら古代史の立場で書かれたものである。
この地域もおもしろいかもしれない。
 
・平林章仁 『謎の古代豪族 葛城氏』 祥伝社 2013.7刊行
 
 

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