今日から金曜日まで、先生方への事前説明行脚である。そんな中、先日書いた兆域について、使えないかと考えた。天皇陵の周りには、『延喜式』によると「兆域」なるものがある。これは方形ではなく、空間領域、つまり古墳の占有する空間が兆域である。この理論はそのまま世界遺産に使えるのではないだろうか。古墳をコアに、兆域をバッファにすれば、歴史性も現実も、極めて整合性がとれるのである。いかがなものか。