うちのスマートフォンをカーナビにして、神戸に行った。これがなかなか役に立つ。我が家の車には、当然ながらカーナビは搭載されていない。なにせ古い車なもので……。でも、スマホがあれば、わざわざカーナビをつける必要もない。
 さて、神戸への旅の目的は、神戸市立博物館で開催中の「平清盛」展。今年は某国営放送の大河で放送されている。これに合わせたイベントも神戸市を中心に行われているのである。そこでまず大輪田泊会場の「歴史館」へ。ここは中央市場の目の前にある。歴史館では、出土遺物やアニメ、イベント広場がある。また、ガイドツアーもあり、いろいろと案内をしてくれるようである。まあ、イベントのとっかかりとしては、良い会場である。さらに向かいにある中央市場では、おいしいものもたくさん食べられる。
 次の「ドラマ館」はハーバーランドにあるのだが、車で行くと場所がわかりずらい。なにせハーバーランド・センタービルの1階にあるのだが、もう少し、入り口をわかりやすくしてほしかった。ここはドラマ館の名の通り、大河のドラマにかかわる展示が中心なのだが、ここでの私の目的は、福原京の復元模型とCG。福原京はまだまだ謎で、その完成度も不明である。復元模型は、史料とわずかな考古資料、そして、完成していればこんな形という想像を交えたものである。しかし、都城の系譜上に位置するこの都の形態には非常に興味がある。発掘が進むことを望みたい。
 そして、最後は神戸市立博物館へ。この展示は、なかなかの充実ぶりである。久しぶりにこの博物館に行ったのだが、重厚な作りの中で展示されている。その後は元町の中華街へと立ち寄り、帰路についたのである……。