『藤原宮木簡三』…の巻 『藤原宮木簡三』を頂いた。ありがとうございます。 シリーズ3冊目で、東面北門付近の木簡群の正報告である。この報告書、なかなか漢字に弱い私としては、難しいのだが、その解説には木簡群の意義など、興味深い論考が掲載されているのでうれしい。どうも木簡群は宮内省・中務省の管轄のものが多い。単純にこれらの役所が付近にあったとは言えないが、出土状況や出土量など詳細な検証を踏まえると、推測が成り立つ。以前に、藤原宮内の官衙配置について考えたことがあるが、今回の木簡群を踏まえて、再検討してみようか……。