某館との共催である秋の特別展の準備が、着々と進んでいる。先週も「小治田宮」墨書土器の集合写真を撮影した。「小治田宮」と明確に読める11点。これまで橿考研博物館や奈文研藤原調査部、明日香村の展示室に分散して展示されていたが、今回の特別展では全員集合する。その前、うん十年ぶりの全員写真である。やはりこれだけそろうと壮観である。そんなことをしながらも準備は進むのである。
一方、図録の執筆担当分も、完成し、今週中には編集長に入稿できる。原稿用紙で約40枚、表は仕上がり4ページ分である。タイトルは「飛鳥考古学の軌跡」。発掘の歴史と文化財保護の歴史。この二つは互いにリンクしているのがわかってもらえると思う。一応の自信作?である。さてさて、まだまだ準備は続く……。