先日、ポストに郵便が届いていた。上記研究会の会誌である。21年度に大会で報告のあったものを中心に掲載されているのだが、今回は少し薄い。それはともかく、大会では古代山城がテーマであった。この中でも鈴木氏の文献からみた古代山城はおもしろい。大会でも聞いたが、文献からだけでも多くの指摘が出来るようである。しかし、もっとも気になる、山城の中心施設については文献でも発掘でもわかっていない。このあたりが解明できれば、古代山城の性格も絞り込めそうな気がするのだが……。
条里制・古代都市研究会 『条里制・古代都市研究 第26号』 2011.3刊行
・永納山城とその周辺環境(渡邊芳貴)
・文献史料からみた古代山城(鈴木拓也)
・集落遺構からみた条里地割の導入(中尾智行)
・秋田城跡の調査成果について(伊藤武士)
