今日、平泉の文化財が、ICOMOSによって、世界遺産登録の勧告を受けた。これで正式に世界遺産委員会で登録となるようである。めでたいとであり、東北復興への象徴にもなるであろう。
ただ、気になる点もある。平泉は二度目の挑戦で、今回は資産を6つに絞って、より浄土を表す建築・庭園・遺跡群に絞ったものである。近年の傾向としては、数ではなく、より遺産の価値を端的に示す資産に絞るようである。これにのっとったものである。ただし、今回登録勧告の条件としては奥州藤原氏の住居や政務の場所である「平泉館」(柳之御所遺跡)は除外するとされている。確かに、寺院や庭園は浄土を示しているが、平泉館は政治の中枢でることから、浄土との関連性が薄いとされたのであろう。もうひとつは、ここが遺跡であって、建造物や庭園のような地表に残されたものがないことも気になる。遺跡や埋蔵文化財が世界遺産的にみた場合、まだ認知が足りないのかもしれない。
これらの点は「飛鳥・藤原」にとっても、大いに参考になる点であり、今後の戦略を改めて練る必要があろう。
ただ、気になる点もある。平泉は二度目の挑戦で、今回は資産を6つに絞って、より浄土を表す建築・庭園・遺跡群に絞ったものである。近年の傾向としては、数ではなく、より遺産の価値を端的に示す資産に絞るようである。これにのっとったものである。ただし、今回登録勧告の条件としては奥州藤原氏の住居や政務の場所である「平泉館」(柳之御所遺跡)は除外するとされている。確かに、寺院や庭園は浄土を示しているが、平泉館は政治の中枢でることから、浄土との関連性が薄いとされたのであろう。もうひとつは、ここが遺跡であって、建造物や庭園のような地表に残されたものがないことも気になる。遺跡や埋蔵文化財が世界遺産的にみた場合、まだ認知が足りないのかもしれない。
これらの点は「飛鳥・藤原」にとっても、大いに参考になる点であり、今後の戦略を改めて練る必要があろう。