『飛鳥から藤原京へ』の図書を頂いた。ありがとうございす。
古代の都シリーズ(全3巻)の第一巻にあたる。すでに2・3巻は刊行されており、待望の第一巻である。目次は以下のとおりであるが、これで飛鳥から平安京まで、都を中心とした歴史がつながることになる。とくに、第一巻は、宮や寺院・古墳など詳論も掲載されるが、最初に掲載されている木下氏の総論が、この時代を表している。
お薦めの一冊である。
佐藤信・木下正史編 『古代の都1 飛鳥から藤原京へ』 吉川弘文館 2010.12刊行
・飛鳥から藤原京へ (木下正史)
・発掘された飛鳥の諸宮 (林部均)
・難波宮と難波津 (古市晃)
・大津宮と近江 (林博通)
・藤原京の成立 (小澤毅)
・飛鳥・藤原京の都市生活 (木下正史)
・富本銭と飛鳥池工房 (松村恵司)
・飛鳥・藤原京の寺院 (大脇潔)
・飛鳥・藤原の墳墓 (今尾文昭)
・飛鳥・藤原の遺跡と『日本書紀』 (佐藤信)
・木簡からみた飛鳥・藤原の都 (市大樹)
・飛鳥・藤原の美術 (杉山洋)
・山田寺と法隆寺 (箱崎和久)
