キトラ古墳の石室…の巻 キトラ古墳石室の四壁と天井に描かれていた壁画や漆喰の取り外しが終了した。残るは床面の漆喰だけとなる。私が初めてこの石室に入ったのは、7年前である。まだ、純白の漆喰壁に四神や十二支、そして満点の星空が描かれていた。発掘調査終了後は石室内には入っていないが、ようやく次の段階にきたというか、漆喰の無くなった石室が可哀想にも思う。今後、壁画の再構成がが始まるが、古墳や石室の整備方法がどのようになるのかも見守っていきたい。