某氏のブログで、最近は某研究所には本気で都城を研究する人がいないと書いていた。たしかに、そのような話はよくする。平城京・藤原京を調査する某研究所でも、都城の研究者は少ない。当然、都城を調査したり、整理室で土器・瓦を専門に整理・研究している人はいるのだが、これらの人も本来は古墳や他の時代を専門とする人で、純粋に都城の研究者ではない。この状況は飛鳥宮を調査する某研究所でも同じである。では飛鳥地域を所管する我が社ではどうであろうか?私は一応、飛鳥時代の宮都を専門としており、古墳を専門とするものもいる。しかし、飛鳥時代の寺院を専門とする研究者はいない。地域に根ざした機関としては、ある程度オールマイティーにカバーできるようにするべきであろう……。がんばろう。