帝塚山大学の某先生を囲む会が開かれた。この3月で退官をするときく。私は所用のために参加することができなかったが、つい先週には、当方で行っていた現地見学会にも足を運んでいただき、久しぶりにお会いすることができた。
 そんな先生と、一緒に書かれている某さんから『平城京を歩く』なる図書を送っていただいた。ありがとうございます。今年は平城遷都1300年で、奈良県内各地では様々なイベントや関連図書の刊行も多い。そんな中でもこの本は、写真も多く、やさしい表現で書かれている、わかりやすい図書である。特に、寺院のところは、さすがに瓦の大家である先生だけあって、コンパクトではあるが的確に濃い内容である。ぜひ、お薦めの一冊である。
 
・森郁夫・甲斐弓子『平城京を歩く-奈良朝の面影を求めて-』淡交社 2010.3
 第一章 在りし日の平城京
 第二章 女帝の世紀 平城京六十年の歴史
 第三章 平城京の寺社 奈良時代の姿を求めて
 第四章 平安遷都とその後の奈良
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