我が家は文化財保護法で守られている？…の巻

　先日、誕生日を迎えた。といっても、すでに数日経っているのだが。この歳になると、誕生日もめでたくない。
　この日はたまたま、熊本から知り合いが来られ、某庁や某所の保存科学の数名で飲みに行った。その会話の中で、その日が私の誕生日であることが判明し、「○○家の安泰は文化財保護行政の安泰につながります」という会話になったので、「我が家は文化財保護法で守られているのか」となり、「じゃぁ、わが家が財政的な危機に陥ったときには、国家予算を注入して守ってくれるのか？」と言うと、国から来て、「がんばれ！」と励ましてくれるそうだ。こうして、○○歳の誕生日は更けていったのであった……。