南大門の完全な礎石こそ残っていなかったが、根石や砕けた礎石片はみられる。基壇の残りは良好である。猿沢池から崖をあがった所にあり、当時は見上げる所に南大門が聳えていたのであろう。基壇上には仁王像を立てていたと思われる凝灰岩切石が並べられ、おそらくこの上に台石を設置し、仁王像があったのだろう。
興福寺ではすでに伽藍の復原整備がされており、回廊や金堂基壇の復原が完成している。今後、金堂が基壇上に復原されるという。
説明会の帰り、もちいどの通りを散策、10年以上来ていなかったような気がする……。久しぶりに来ると、おしゃれな雑貨や店が増えていた。昔はもっとさびれていたような気がするが……。そこでなぜか「ちりめん鹿」のストラップを購入。観光客と化しながら、散策した。
そして近鉄奈良駅から三宮行き急行に乗り、西大寺へ。最近オープンしたばかりの駅上の店を探索。10数軒の店が並んでいる。いつの間にか、二階通路から西側に駅上が広がっており、ここに店ができていたのである。
たまに、奈良へ行くと、いろいろと新しいものが増えている……。たまには、ゆっくりと、ならまちを散策しなければ……。