2日間にかけて奈良文化財研究所で行われた、遺構露出展示の研究会に行ってきた。内容は各地の遺跡露出展示の事例報告と課題、そして事前調査の技術的な方法であった。
遺跡を活用するために、写真やレプリカよりも、遺構の露出展示はインパクトを与える。これは誰もが思うことだと思う。各地の事例をみると、「土」の遺構(貝塚・住居・墓・窯)は覆屋をかけて展示し、「石」の遺構(庭園)は屋外で展示している事例が多いようです。
しかし各地の事例を聞いていると、完成後においていろいろと課題が多いことがわかってきた。特に管理面において、各地の方々は課題を持っているようです。管理に関してはマニュアルもなく、また昨今の財政難の行政では、管理予算も減少にある。しかも年月が経つと、劣化やカビ・コケの発生・水の問題などが現れるが、これらも十分な監視体制にないことから、なぜそうなったのかの原因を解明できていないのが現状のようです。
研究会での討論でもあったが、管理のマニュアルやモニタリング体制の確立や、これらの課題や解決策の共有などが早急に急がれることを痛感した。
今回の研究会を期に、こちらの整備地の整理と課題の抽出、そして今後のあり方について考えてみようと思う。うちの方でも、すでにいくつかの課題はあるし。
遺跡を活用するために、写真やレプリカよりも、遺構の露出展示はインパクトを与える。これは誰もが思うことだと思う。各地の事例をみると、「土」の遺構(貝塚・住居・墓・窯)は覆屋をかけて展示し、「石」の遺構(庭園)は屋外で展示している事例が多いようです。
しかし各地の事例を聞いていると、完成後においていろいろと課題が多いことがわかってきた。特に管理面において、各地の方々は課題を持っているようです。管理に関してはマニュアルもなく、また昨今の財政難の行政では、管理予算も減少にある。しかも年月が経つと、劣化やカビ・コケの発生・水の問題などが現れるが、これらも十分な監視体制にないことから、なぜそうなったのかの原因を解明できていないのが現状のようです。
研究会での討論でもあったが、管理のマニュアルやモニタリング体制の確立や、これらの課題や解決策の共有などが早急に急がれることを痛感した。
今回の研究会を期に、こちらの整備地の整理と課題の抽出、そして今後のあり方について考えてみようと思う。うちの方でも、すでにいくつかの課題はあるし。