Sports Management Review編集長の質問に答えるシリーズ!

今回は米国のスタジアムラッシュについて相原正道が答えています。

【Q】ニューヨーク・メッツに続き、ニューヨーク・ヤンキースも新スタジアムの建築を決定しました。
他にもNFLのサンフランシスコ49ersやニューヨーク・ジェッツなど複数のプロスポーツチームが新スタジアム建設構想を明確化しています。一般的に米国は、プロスポーツチーム(特に4大スポーツの場合)に対する自治体の協力姿勢が強いと言われていますが、なぜ莫大な費用が必要とされる新スタジアムの建設が、これほどの短期間に、しかも複数個、可能となっているのでしょう。 また各チームが、本拠地移転をしてでも新スタジアムの建設に拘る理由は何なのでしょう。


第11回スポーツビジネス知的武装講座回答
→下記はリンク先と同じ内容を掲載しています。

回答者:相原正道
(筑波大学大学院スポーツプロモーション研究会代表)

 現在、全米では新球場の建設ラッシュが続いています。そのさきがけとなったのが、1982年のオリオールズのカムデンヤーズ球場の建設です。この仕掛け人が、当時オリオールズのラリー・ルッキーノ社長(現在、松坂大輔が所属するレッドソックスの社長)です。レトロ調のカムデンヤーズ球場はダウンタウンの再開発にもつながり莫大な経済効果を球団と地域行政にもたらしました。

 オリオールズのカムデンヤーズ球場ができる1982年までの球場 (1960年代以降に建設された球場)は、アメリカンフットボールとの共用型で「多目的スタジアム」と呼ばれるものが主流でした。建設費が節約できるメリットがありました。しかし、アメリカンフットボールには最適でしたが野球には不向きな球場でした。
 街とチームの歴史や伝統を意識した「レトロ回帰」なコンセプトを兼ね備えたカムデンヤーズ球場は野球ファンの支持を受け、オリオールズの観客動員数は前年比で100万人増を記録しました。

 その後、レトロ回帰をコンセプトにした新古典主義ともいわれるレトロ調の球場は、クリーブランドやデンバーにも建設され、インディアン
> ズやロッキーズの観客動員数も大幅に増加しました。以後、「球場を建
> てれば客が来る」と言わんばかりの新球場の建設ラッシュが続いている
> 状態です。ヤンキースやメッツもこの流れに追随しているのです。
>  新古典主義球場といわれるカムデンヤーズ球場の特徴は、主に4
> つあります。まず、レンガと鉄骨を組み合わせた外観は、古き良き伝統
> と現代の芸術が見事に調和しており、街に溶け込むようなデザインが好
> 評を得ています。次に、左右非対称のグランドです。そもそも野球場の
> グランドは、街の中心部の限りある空き地に野球場が建てられていたの
> で左右非対称だったのです。昔の名残を復活させた球場となっていま
> す。 3つ目は、天然芝です。管理・維持にコストがかかります
> が、見た目の美しさにおいて人工芝のデメリットを十分に補って余りあ
> ります。 4つ目は、野球専用球場のため、ファウルグラウンドが
> 狭くなり、観客がグラウンドとの隔絶感を感じなくなり、臨場感が増し
> ています。
>
>  ヤンキースとメッツの新球場の建設にも、共通することはフィールド
> と観客席の臨場感を高める一体感ある演出です。座席数をヤンキースは
> 約1割、メッツは約2割それぞれ減らすが、ともに下層階の座席
> 数の割合を増やしてより多くの観客が近くで観戦できます。ヤンキース
> タジアムとメッツのシェイスタジアムは、いずれも現球場の隣接地に建
> 設し、2009年春に開幕するシーズンから使う予定です。
>  新しいヤンキースタジアムは現球場の北側に建てられ、収容人員は約
> 5万人、外観は1923年開場当時の雰囲気を再現した「レトロ調の
> 球場」になります。建設予定費の8億ドル(約870億円)は
> 基本的には球団が負担し、ニューヨーク市や州政府も巻き込んだ総額10
> 億ドルのプロジェクトとなる予定です。建物内部には球団の歴史を展示
> したコーナーを設置し、建物の設備も観客や選手、報道関係者が利用し
> やすいよう最新設備にします。また、球場内のショップやレストランは
> 年間通じて開放し、野球観戦だけでなく観光地として年間を通じた集客
> を見込んでいます。

 現在のヤンキースタジアムは一部施設が残され、市営公園に生まれ変わるほか、周辺に野球場やテニスコートなど運動施設を数多く設けられます。それ以外にも、地下鉄駅のホーム延長や、郊外に伸びる路線の駅が建設されるなど、球場にとどまらない包括的な再開発が計画されています。ニューヨーク市は建設関連の雇用創出など、経済効果にも期待を寄せているのです。
 今後の新球場建設で私が最も注目しているのは、「マネーボール」で有名なビリー・ビーンGMのいるアスレチックスの新球場です。20011年完成予定の新球場は、本拠地のオークランドを離れ、約40キロ南のフレモントに移転する予定です。

 フレモントはハイテク産業の集積地として有名なシリコンバレー地区で、近くにはヤフーやアップルコンピュータなどのIT産業が数多く本社を置いている地区です。今回の新球場も通信業界最大手のシスコ社と組んで、最新IT技術を駆使した球場となるそうです。例えば、試合中はさまざまな情報を発信し、パソコンを持ち込めば、随時リプレーを見ることができたり、携帯電話に個人情報を登録すると、観客が売店近くを歩くと、デジタル広告ボードにはその人の好みに合った食べ物などの宣伝が流れるそうです。起業家が集まるフレモントの1人当たりの年収は全米トップなので、富裕層をターゲットとした市場拡大が可能です。

「マネーボール」で有名なビリービーンGMがチーム・マネジメントだけでなく、ビジネス・マネジメントでも成功できるのかに、今最も注目しています。
Sports Management Reviewの編集長からの質問に答える
 スポーツビジネス知的武装講座における回答です!

今回は下記のような話題に答えてました。

「スポーツ・ビジネス知的武装講座」第7回


【Q】村上ファンドが阪神電鉄の筆頭株主に躍り出た際、同電鉄の経営陣に対してタイガースの株式上場を提案し、話題になりました。
プロスポーツチームが株式上場するメリットとデメリットは何なのでしょうか?
そしてズバリ、皆様はプロスポーツチームの株式上場に賛成ですか?反対ですか?


回答者:相原正道
(筑波大学大学院スポーツプロモーション研究会代表)

 私は基本的に株式上場には反対です。
 株式上場でない資金調達方法をビジネス・マネジメント部門に模索してほしいと考えているからです。日本および、世界のプロ・スポーツチームのほとんどは、株主が決定権をもつ株式会社組織です。そのため、どのスポーツチームも株式上場する可能性と買収される可能性を併せ持っています。

 最近、最も大きな買収劇といえば,アメリカの大富豪マルコム・ブレイザーによるマンチェスター・ユナイテッドの買収劇です.2005年5月24日、マルコム・ブレイザーがマンチェスター・ユナイテッドの株式保有比率を76%に引き上げました。この時点で彼は、クラブの実権を握ったと同時に、ユナイテッドが、優良企業として株式を上場していた14年間の歴史にピリオドを打つことを意味しました。買収における推定金額は、7億9000万ポンド(日本円で約1,566億円)。

 マンチェスター・ユナイテッドは、マルコム・ブレイザーの個人企業となったのです。その後。彼が上場を廃止し、株式を公開しないのは同様の買収劇を招かないための防衛手段でしょう。
 買収決定後、地元サポーターはオールド・トラフォードのことを皮肉を込めて「Sold Trafford」(ソールド・トラフォード) と呼んでいましたが、冷静に考えてみると、14年前に株式上場した時点で、マンチェスター・ユナイテッドはある意味、いつ買収されても不思議ではない状態にあったのです。これが冒頭で申し上げた、どのスポーツチームも株式上場する可能性と買収される可能性を併せ持っている典型的な例といえます。

 マンチェスター・ユナイテッドの場合、筆頭株主ですら全株式の3割程度しか所有していませんでしたので、「マンチェスター・ユナイテッドPLC」のロイ・ガ—トナー会長にさまざまな権限が与えられていたに過ぎませんでした。マンチェスター・ユナイテッドの商品価値に魅力を感じたからこそグレイザーは株式を買い漁ろうと決意し実行したわけです。

 思えば、ロマン・アブラモビッチが2004年にチェルシーを買収したときも、「ブルーズ(チェルシ—の愛称)は、しがないロシア人に魂を売った」と、グレイザー同様、アブラモビッチも各方面から痛烈な批判を浴びました。ところがいまではどうでしょう? 50年ぶりのリーグタイトルを獲得してから、「アブラモビッチのおかげだ」と彼を支持する人が増えてきています。

 しかし、タイトル獲得だけがファンからのイメージ回復となるのでしょうか? 一喜一憂しながら試合観戦している姿がよく映し出されるアブラモビッチとは違って、グレイザーはマンチェスター・ユナイテッドを金儲けの道具にしか見ていないと思われています。FAカップ決勝にグレイザーが試合観戦に来るかどうかが英国で賭けの対象になってしまっていることからも明らかでしょう。
 グレイザー、アブラモビッチ同様、シルビオ・ベルルスコーニ(ACミランのオーナーにしてイタリア国家首相)、マッシモ・モラッティ(インテル・ミラノのオーナー)といった大富豪のオーナーがすべての権限を握るクラブであれば、何千万ユーロという大金をその一存でチーム強化に投資することが可能です。仮に赤字がでても自分のポケットマネーで埋め合わせをすればいいだけの話です。ただし、グレイザーがチーム強化に投資したとしても、それはクラブへの愛着ではなく、利益の追求のためと思われることでしょう。

 私は村上ファンドの行動もグレイザーの買収劇同様、利益追求の行動として見ていました。
村上ファンドの行動に対する星野仙一氏の言動は、スペインのレアル・マドリーのフロレンティーノ・ぺレス会長のアブラモビッチに対する言動に重ねて見ていました。ペレス会長は「レアル・マドリーはソシオのものだ。私が会長でいる限り、アブラモビッチのような金満家に勝手なマネはさせないし、もちろんクラブを乗っ取られるようなことなど絶対ないと約束する。そもそもレアルを支えているのは、年間予算や総収入といった金銭的なファクターではない。ソシオや一般サポーター、そしてわれわれスタッフの愛情や情熱こそがすべてなのだ。世界中のだれも、このクラブ愛を支配することはできない。レアル・マドリーを金で買えると思ったら大間違いだ」。

 今やサッカーの世界を超越する存在となったレアル・マドリー、FCバルセロナなどは、営利追求を最大の目的とする「株式会社」ではなく、ソシオ(クラブ会員)が運営する「スポーツクラブ」です。これが意味することは思いのほか大きいと考えています。株式会社の形態を取っていないにも関わらず、世界中の人々から「健全経営のモデル企業」として捉えられているからです。ペレス会長の言葉は、レアルというスポーツクラブの理念や方向性を明確に示しているといえます。

 投資家および日本のスポーツチームは、利益追求の行動に走るのではなく、明確な理念とマネジメントをもって大胆に推進していってほしいと切に願っております。
トルシエさんが、日本ワールドカップと2022年ワールドカップ日本招致をPRしました!

優勝予想は、オランダでした

相原正道 スポーツと、ロハスと、ロマンチスと-トルシエ&通訳

あれ、通訳がダバディじゃないにひひ


相原正道 スポーツと、ロハスと、ロマンチスと-トルシエ&学生

トルシエさんから多摩大学のゼミ生へサイン色紙をプレゼント!
サインを持っての記念写真ニコニコ

相原正道 スポーツと、ロハスと、ロマンチスと-??.jpg



本日15時から本番です!
〓竹中直人さん 〓トルシエさんも後で来ます

今からでもサンシャインシティ噴水広場にどうぞ〓
iPhoneから送信
今日はアミューズスタジオにいます

沖縄のイベントでカラオケ口笛演奏をしていただく、
竹中直人さんと関口さん(サザンオールスターズ)のご両人のリハーサルに
帯同していますにひひ

相原正道 スポーツと、ロハスと、ロマンチスと
 CMスタジオはいったことがあったのですが、
 レコーディングスタジオは初めてですべーっだ!
 
 スポーツ部門なのですが、こちらも大事ということで参加してます。








相原正道 スポーツと、ロハスと、ロマンチスと
  お~! 小出恵介くん 来ているんだ~!
  カラオケ歌もやっているのね


   
相原正道 スポーツと、ロハスと、ロマンチスと

     そして、なぜかETも揃える不思議なスタジオでしたむっ