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たまごのブログ

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私の父はかなりのお調子者で、デタラメで、
いつも周りの人を笑わせているような人だった。
口から先に生まれた人とも呼ばれていた。
病気や風邪で弱ってる姿なんて見た事なかった。

だから本当に本当にびっくりした。
今も忘れられない。
中1の時の11月30日を。


その日父は、単身赴任を終えてかなり久々に家に帰ってきた。
2時間半ほどの道のりを自分で運転して帰ってきた。
いつもより豪華な食事を食べようとしたとき、

「箸が上手くつかえない」と言った。

家族みんな( ゚д゚ )?みたいな感じになった。

そんでスプーンで食べ始めたけど、食べ物めっちゃ落としてて、
ふざけてると思ってみんなでつっこんでた。

笑ってたけど、ほんの少し感じる違和感...。


父はお風呂に入りに行ったけど、すぐにあがってきた。

また少し感じる違和感...。


もう寝るって言って寝室へ行ってしまった。
母も付いていく。
相当疲れてんだろうな~くらいにしか思っていなかった。


そしたらバタバタバタッ!と母が階段を降りてきて、
「お父さんがおかしい!!」と言った。

え( ゚д゚ )?


病院に電話して夜間外来で父を連れて母が出て行った。


心の中が騒がしかったけど、
過労かなんかかなくらいに思っていた。


ICUにいるって聞いた時はびっくりしたけど、
母曰く、冗談を言ってたらしいから、そんなひどくないだろうと思っていた。



次の日に、笑ってもらおうと、ちょっとふざけた父の似顔絵を持って
病院へ行った。

そこには、想像もしていなかった父の姿があった...。
いろんな機材に繋がれていて、寝ているのか意識があるのかわからない
弱々しい目をしていた。

言葉がでないとはまさにこの事。

喉に言葉が詰まって詰まって、出てこない。喉めっちゃ痛い。
涙がこぼれそうになるのを必死にこらえてこらえて、
見せようと思っていた似顔絵をポケットの中で握りつぶした。


あんなに元気で明るかった父が....


唖然、呆然、驚き
この時はこれが一番大きかった。



脳出血が原因らしい。
運命というのか、なにかわからないものを死ぬほど恨んだけど、
2時間半の道のりを運転しているときに発祥しなかった事には感謝した...。




その日を堺に生活が一気に変わった。
明るい家庭にどんよりとした空気が漂う。

仕事の休み時間に病院に行って、仕事終わったら家に帰ってご飯置いて
また病院に行って遅く帰ってくる母。
姉2人は離れたところで暮らしていて、
7人家族で賑やかだった家には、私と祖母と兄だけがいるような状態だった。


正直すっっっっごく寂しかった!

部屋に引きこもって絵ばっかり描いていた。
絵を描いて楽しく過ごそうとしていた。


料理自慢の母が、ご飯作る時間もなくて
いつも買ってきたご飯を置いていってくれてた。

「おいしいのを買ってきたよ」
って言って病院へ行く母。

私は、どんなに簡単な料理でもいいから、母の手料理が食べたかった..。
泣きながら一人でご飯食べてた。
いつも味がしなかった。

『家族みんなでお母さんの手料理を食べる』

それが当たり前ではない事を知った。



そんな生活だったから、母は疲れていた。
けど明るく振る舞って、弱音を吐く姿も、涙を流している姿もみたことなかった。
だけど一度だけ、私がついひどく当たってしまって、
自分の部屋に入った時、一階から母が泣きじゃくる声が聞こえた。
驚きと共に、申し訳ない気持ちでいっぱいになって、声を殺して私も泣いた。


この時期は本当に寂しかった。辛かった。
だけど父や母はもっと辛いんだろうなと考えると、
自分なんてたいした事ないんだから、頑張れよと思えた。

私もおちゃらけたキャラだったので、学校では明るく過ごしていた。
誰にも打ち明けなかったし、気付かれないようにしていた。
そんな時に事情を知っている先生に優しくされると、私の心は一気に砕けて、
自分が強がってた事に気づくのだった。
まぁ先生の前でも弱音を吐く事はなかったけど。

誰にも何も言わなかった。
家族もお互いに弱音を吐くことはなかった。

唯一心を開けたのは日記だった。

それはきっと、母も同じだったのだろう。
母がお風呂に入っている時に、日記を見つけてしまった。
一瞬開いてみたら、思いもよらない弱音が書いてあって、
涙が止まらなかった。

ほんと毎日よくもあんなに泣いてたなと(笑)
今なら少し笑える。


でもなんだかんだそんな状況でも、ICUで力なくよこたわる父の鼻毛を抜いて、
心電計に表示される線がビクッと反応するのをみて笑って
また鼻毛抜いたり...(笑)
ただでさえ顔でかいし太ってて二重あごすごいのに、
手術で倍に膨らんだ顔をみて爆笑したり...(笑)
うちはそんな家庭だった(笑)


手術した後の出血がとまらなくて、なかなか傷口がふさがらない。
血友病でもある事が発覚した。
そのせいかなかなかよくならず、5回くらい手術したと思う。

その度にパンパンに膨れる顔を見て、笑いをこらえきれず吹き出していた。
ひどいのか暖かいのか...(笑)
少し変わった家庭なのかも。




かなり長くなるので今日はここで終わっとこう...!

結構月日が流れたけど、当時の記憶や感情は色濃く残っている事を
改めて認識した。
やっぱり何年経っても辛かった気持ちは消えないんだな...。


振り返ってみる事も大事やね。


また気が向いたら過去の事にも触れていきます。
さぁもう寝よう、朝の5時だけど(笑)