[結婚して2年目]
嫁の親は結婚に反対していたけど、押し切って結婚して2年目。26歳で旦那にガンが見つかりました。
その間に旦那の両親は父親が浮気をして離婚、さらに父親は会社のお金を横領して刑務所へ。

 

そして母親は水商売をしながら若い男と同棲して、嫁にお金を借りまくっていました。

 

 

[仕事を掛け持ち]
そのため嫁は昼間はOL、その後に夜中までファミレスでバイトをして深夜帯には道路工事の警備員の仕事をして休む暇もなく働いていました。
でも26歳で発病した旦那のガンの進行は早く、ある日彼女の元に訃報が‥。そして病院に駆けつけると‥
[夫の遺体もなかった]
彼女が急いで病室に向かうとすでに旦那の遺体はなく、看護師に聞くと旦那の母親が引き取ったとのこと。
旦那の母親はとある新興宗教の信者で、電話をすると「葬式はこちらでやります。あなたは信者ではないので来ないで」という冷たい言葉が‥。

呆然と立ち尽くしていると‥

 

[旦那からの手紙]
看護師から封書を渡されて、中には離婚届と旦那からの手紙が。
手紙には、今まで自分のために働いてくれたお礼と、死亡届よりも先に離婚届を出すこと、親とは縁を切って自由に生きて欲しいということ、悔しいけど再婚して自分が与えられなかった分の愛情を未来の旦那に受けて欲しい、ということが書かれていました。

その手紙を読んだ彼女は‥

 

[号泣して崩れ落ちた‥]
彼女は、その手紙を読んで号泣しながらその場に崩れ落ちました。彼女は身長は166cmなのに体重はすでに35kgまで落ちていて、体も心も限界でした‥。
その後、旦那の手紙の通りに離婚届を提出。旦那の母親の元を訪ねたけど、すでに引っ越して行方もわからない状態に‥。

そして‥
 

 

[仕事で渡米]
彼女は海外に仕事を見つけて単身で渡米。
3年後に日本に帰国して役所の手続きを終えて、仲間と久々の飲み会へ。その帰りに交通事故に巻き込まれてしまいました。

幸い脳震盪と脱臼のみで、脳の検査で1ヶ月の入院で済みました。彼女の意識が戻った時‥
 

 

[○○さん?]
彼女は「○○さん?」と俺の下の名前を突然、呼びました。名前なんて話したかな?と思ったけど、特に気にとめることもなかった。

そして持参した黄色のチューリップを見て「一番好きな花です。ありがとう」と。
 

 

[海外へ戻る‥]
彼女は8歳年上だけどとっても綺麗な人で、退院したら海外に戻るといっていたところに告白。
どうしても彼女と結婚したくて、彼女はバツイチですが‥と恐縮していたけど双方の親は大賛成で結婚することに。

そして‥
 

 

[結婚式の前に]
彼女の親友から前の旦那との出来事の話をすべて聞きました。そんな苦労をしているなんて、全く知らなかった。

でも親友にさえ「忙しいけど大丈夫!」と旦那が亡くなるまで何も伝えなかったのだとか。
 

 

[結婚して3年目]
彼女と結婚して3年目のある日、彼女から打ち明けられたことが。それは、
「入院中に元旦那が夢に出てきて、○○さんはお前のことを幸せにしてくれるよ。○○さんと幸せになってね。」
と俺の名前を告げたそうです。

その後は‥

 

[一切でてきていない]
その後、元旦那が彼女の夢に出てくることは一度もないとのこと。

改めて、若くして亡くなった旦那の分まで彼女のことを愛して幸せにしたいと思いました。
 

 

[深い愛]
いかがでしたか?

夫婦の深い愛で、亡くなってもなお見守ってくれていたのですね。再婚相手と出会ったのも運命なのかもしれません。