教えてくれた方達
AGE牧田クリニック院長 牧田善二先生
糖尿病専門医。糖尿病合併症の原因とされるAGEについて研究。著書は『医者が教える食事術 最強の教科書』(ダイヤモンド社)など。
管理栄養士 麻生れいみさん
「食から栄養に協会」代表。低糖質(ローカーボ)料理研究家。ローカーボダイエットで20kg痩せた経験を持ち、レシピ本も大ヒット。
老けない「抗糖化」食事術
食べちゃダメなのは? こんがり焼き色食品に注意!
糖化により体内で発生するAGEは、実は食べ物にも含まれています。「AGEが多いのはたんぱく質とブドウ糖を同時に高温調理し、こんがりとした焼き色がついた食品。この焼き色がつくことを“メイラード反応”と呼びます。特にAGEが多い食品はカリカリベーコンや、フライドポテト、カルボナーラなど。AGEを意識するなら、こうした食べ物は控えて」(牧田先生)
食べちゃダメなのは?
高温調理された
糖化により体内で発生するAGEは、実は食べ物にも含まれています。「AGEが多いのはたんぱく質とブドウ糖を同時に高温調理し、こんがりとした焼き色がついた食品。この焼き色がつくことを“メイラード反応”と呼びます。特にAGEが多い食品はカリカリベーコンや、フライドポテト、カルボナーラなど。AGEを意識するなら、こうした食べ物は控えて」(牧田先生)
「AGEの1日の摂取量の上限は7000KUが目安。これに対しカリカリベーコンは13gで11000KU、カルボナーラは1食27033KU、フライドポテトは100gで1522KUとかなり高いので注意」(牧田先生)
こんな時どうする?
Q 肉を食べるなら?
〇しゃぶしゃぶ ×タレ焼肉
Q 肉を食べるなら?
〇しゃぶしゃぶ ×タレ焼肉
「AGEは高温で加熱するほど増えるので、揚げるとAGEが最も増えます。逆に生は一番少ない。肉でもしゃぶしゃぶならAGEは少なめですが、甘めのタレで焼く焼き肉はAGEが多くなるので、食べるならしゃぶしゃぶを」(牧田先生)
Q カフェスイーツを選ぶなら?
「糖質をこんがり焼いたパンケーキはAGEがかなり多いスイーツなのでNG。レアチーズケーキは糖質は多いけれど、焼いていない分、AGEは少なめなので、もしどちらかを選ぶならレアチーズケーキを」(麻生さん)
Q 居酒屋で注文する時は?
「糖質を含んだタレをつけて焼く焼き鳥は、AGEが多め。一方、生で食べる刺し身はAGEがかなり少ないので、居酒屋でおつまみを注文するならこちらを」(牧田先生)
Q コーヒーを飲むなら?
〇ドリップしたてのブラックコーヒー ×インスタントコーヒーの作り置き
「インスタントコーヒーだとAGEの量が3倍に。作り置きして保温しておくとさらにAGEは増加!」(牧田先生)
〇ドリップしたてのブラックコーヒー
「淹れ方や飲み方でAGEの量が変わります。ドリップしたてのブラックコーヒーはAGE量は少なめです」(牧田先生)
「インスタントコーヒーだとAGEの量が3倍に。作り置きして保温しておくとさらにAGEは増加!」(牧田先生)
Q どうしても揚げ物が食べたい!
➡〇焼いたり揚げたりする前に
レモンやお酢でマリネする
➡〇焼いたり揚げたりする前に
レモンやお酢でマリネする
「お酢やレモン、梅干しなどクエン酸を含む食品にはAGEを減らす効果あり。揚げ物の場合も、肉や魚をレモンやお酢でマリネしてから揚げるだけでAGEは減らせます。揚げてからレモン汁をかけてもOK」(麻生さん)
Q どうしてもAGEを含む食品を食べるなら
➡これらを一緒に摂るとGOOD!
➡これらを一緒に摂るとGOOD!
「AGEを含む食品には糖化を防ぐ食品を組み合わせて。AGE抑制効果のあるカテキンを含む緑茶や、糖化を防ぐビタミンB群が豊富なキノコ類、高い抗糖化効果があるスルフォラファンを含むブロッコリーなどを推薦」(牧田先生)