日用品から食品まで今や何でも揃っている100円ショップは節約の味方ですが、安いからと何でも買っていては逆に浪費の元になります。100円ショップで購入してはいけない物や物を選ぶ時のポイントを押さえて、上手く節約生活に役立てましょう。

 

 

コストパフォーマンスをチェック

■価格を確認

 

「100円ショップ=安い」というイメージがありますが、必ずしもそうではありません。特に「消耗品」や「食品」などは、他の店で買うよりも割高と思われる物が数多くあるようです。同じ物が100円より安く売っていないか、他店の価格相場を知ることも大切です。

■内容量を確認

複数個入ってる物や消耗品等いくら100円でも量が少なければ割高ということになりますので、価格と同時に内容量の確認も大切です。食品(調味料等)はメーカー品の場合でも、実際にスーパーなどで売られている物より内容量を少なくして、100円ショップで販売されていることが多いようです。どちらで買った方がお得なのかは、容量と価格を見合わせて考えましょう。

また逆に、普通のお店より小さなサイズで100円の物は、少々割高でも「使い切り」という観点で見ればお得な場合も。自分の生活スタイルも考えて、どこで購入するかを決めるのが賢い選び方です。

 

品質をチェック

■材質を確認

 

生産コストを下げるために安価な素材で作られている製品という物が、100円ショップにはよくあります。

特に材質に気を付けたいのは、布製品と食器類です。布製品の場合は、布地の薄さや洗濯が可能か否かなど。また染料が非常に落ちやすく、摩擦で色移りしてしまう物などもありますので、気になる物は擦ってみたりするのも手です。それから食器類ですが、一番気を付けたいのが耐熱温度。「電子レンジ可」等の表示や、耐熱温度表示などを確認してから購入しましょう。

■縫製を確認

布製品はできるだけ縫製の良い物を選ぶように、縫い目をしっかり確認しましょう。ファスナーが付いている物の場合、しっかりファスナーが縫い付けられているか、ファスナーの端の部分はもろくなっていないかなど、縫い目を裏から見て確認してみましょう。

巾着などの袋物では、持ち手の部分や巾着の紐が通っている部分の縫い目に一番負荷が掛かりやすく、破れたりほつれたりする事が多いので、こちらも要チェック。ボタンやスナップ、マジックテープなどが付いてる物なら、しっかりくっついているかを見ると同時に、付けられている地布の部分が薄く頼りないとすぐに破れるので、その部分も確認しましょう。

■仕上がり状態を確認

プラスチック容器や食器など、底の部分が平らではなくガタついていたり、プラスチックの継ぎ目部分がささくれたような雑な仕上がりになっているような製品も中にはあります。また開閉する容器の場合は、蓋がきちんと合うか、開閉部がもろくないかなどをしっかり確認しましょう。

その他木製品などは、接合部分のビスや釘がもろくないか、ボンドがしっかりとくっついているかなどをチェックし、壊れにくい物を選ぶようにしましょう。

 

好みや生活に合った商品かチェック

■大きさを確認

 

100円ショップは収納ケース類の品揃えが豊富ですが、せっかく買ってきたのに使おうと思った場所にサイズが合わないとなれば無駄になってしまいます。調味料のケースなども、移し変えようとした調味料が全部入りきらずにほんの少しだけ袋に残るとか、大きすぎて(小さすぎて)使い勝手が悪いなんてことがないよう、事前にしっかり大きさを確認してから購入するようにしましょう。

■賞味期限や使用期限を確認

食料品、調味料など、すぐに使用するなら問題ありませんが、保存用に買う場合には賞味期限を確認しましょう。乾電池なども古い物は放電して寿命が短くなっていることもありますので、製造年月日や使用期限を確認してから買うようにしましょう。同じ棚に並んでいる同じ商品でも、製造年月日が1年以上も違うなんてことはよくあることです。

■においを確認

洗剤や石鹸、化粧品など、においが判別できる商品ならば確認してから購入するようにしましょう。また、雑貨などでもにおいが気になって使えない……なんて物もあるようです。意外とにおいの確認というのは忘れてしまいがちですが、使いはじめるととても気になってくる部分ですので、購入前にチェックしたいところです。