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今日は、笑えまっせー。
繁華街のド真ん中に昭和が残っている、渋谷ハチ公と宮下公園の間にある「のんべい横丁」が好きである
古くからのお店、そしてニューウェーブ系のショットバーなど新店が混在している。外国人観光客にも人気のスポットだ。
行列のできる有名店「鳥重」、一番奥の、インテリアや音楽もナイスなお店、などさまざまな客層がそれぞれのお目当てに吸い込まれてゆく。
ここでは数々のドラマが夜ごと生まれているのだが、私が絶句・抱腹絶倒したオヤジの話から。
 

行きつけの店が満席だったので、他の店で軽く飲み食いして、目当ての店で席が空くのを待っていた。
横のオヤジがおでんを注文した。その店では、よくあるこんな感じの「チューブ練りからし」を数本、お客さんに自由に使ってもらうシステム。
オヤジ、結構驚くくらいのボリュームのからしを、皿にしぼり出す。
そして、コンニャクだかに、たっぷりと付けて、口に入れた。
【か、辛い〜〜〜〜〜〜〜!】
絶叫しまくった。そりゃそうだ。チューブのからしやわさびは、本物より辛かったりするもんだって。

するとそのオヤジ、ビールをグビグビと飲み干して、「ママ、そこのマジック、貸してくれ」と、汗だくになりながら、キープボトルに名前を書くための油性マジックを手にした。
 
そして、自分が絞ったからしのチューブを手にして、「からし」とある部分に、【これは、「か・ら・い!」だ!】とつぶやきながら、「し」の横に、何やら線を描き始めた!

続いてチューブの裏面だ!【これも「か・ら・い」だ!】…
要するに、このオッサン、「し」に落書きして「い」に変えて、【これは皆さん、辛いですよ〜!】というおせっかいな啓蒙活動なのか腹いせなのかを、してるのであった!
 
あっけに取られるわ、笑いはこらえるわの私にも、火の粉が降りかかってきた。
「ちょっと、そこの兄さん、あんたの前のからし、取ってくれます?」
「こ、これですね?どうぞ…」
オヤジ、店じゅうの「チューブ練りからし」を、全部、【からい】に、書き換えやがった(計6本くらい)!
 
席が空いたのでいつもの店に移り、今起こったことを伝え、大爆笑は起きるわ、そのオヤジを見に行く輩まで出る始末。
うーん、これぞ、「スパイス・オヤジ」の真髄であった。
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世の中には、どうしてもこの手の事柄を、(大した意味は無いのに)几帳面にやり続けるタイプの人が、居ますよねー。
 
◆ 駅貼りや選挙のポスターの顔写真の、「鼻に画びょうを差す」「ヒゲを描く」ヤツ(しちゃ、いけません)。
◆ 国道246号(青山通り)の歩道橋に、「青山通り 金王坂上」と、表記されているのだが、消しても消しても、「王」に【、】を打って、「金玉坂上」に、変えるヤツ(同じく、しちゃ、いけません)。
 
(ちなみに、読みは「こんのうざか」です)
 
「のんべい横丁」に話を戻すと、私のお気に入りは、「まぐろ処(どころ)」と「なだ一(いち)」ですね。横丁とこの2つの店の詳細は、「dancyu」さんのサイトに詳しいのでこちらから↓
(この横丁、(新宿の横丁が火事に遭ってから一層)非常に多くの、映画やドラマのロケで、使われまっす。ちょっと前まで、【流しのギタリストさん】も良く来てた。さすがにオレンジレンジとか弾けないだろうので、最近姿が見えない…)
 
ちなみに、「なだ一」のおでんは、薄口しょう油で食べ飽きない。実は、「最大手のコンビニチェーン」の開発部隊が、一週間通ってそのツユの味をスタディしたのであーる(だから、あのコンビニのおでんは、薄口で、おいしいでしょ?)
 
この2軒での涙と笑い話は、長くなるからまた項を改めます。

(が、「まぐろ処」は、久保田利伸くんも、お気に入りの店だよん!)
あー、おでん食べたくなってきた… からし、たっぷりで…