【112】スパイラル : ソウ オールリセット(2021 アメリカ) R15指定作品
【あらすじ】
鞄を盗んだ男を追いかけている最中、豚の被り物をした何者かに襲われ意識を失ったマーブ。
目を覚ますとそこは線路の上で、舌を装置に固定され、脚立に乗せられていた。「ゲームをしよう」という音声が流れ、マーブは脚立から飛び降り舌を引きちぎるか、じきにやってくる電車に轢かれて絶命するかの二択を迫られていた。
警察での捜査で過去の【ジグソウ事件】との類似性も明らかになる中、破天荒な刑事ジークは事件を追う。
【感想】
映像のきれいさ
★★★☆ ☆
グロ度
★★★☆☆
退屈度
★☆☆☆☆
おバカ度
☆☆☆☆☆
胸糞度
★★☆☆☆
総合おすすめ度
★★★★☆
上映時には劇場へいくことが叶わなかったため配信を心待ちにしていました。
監督はシリーズ2〜4作目でメガホンをとったダーレン・リン・バウズマン監督。
脚本は「ジグソウ : ソウ・レガシー」(2017)と同じジョシュ・ストールバーグとピーター・ゴールドフィンガーですが
製作総指揮、主演に大のソウフリークとして知られるクリス・ロックを迎えることで
【オールリセット】の名のとおり
シリーズ9作目でありながら、まったく新しい新章・新シリーズとなった本作。
これはまぁ・・・世界観は繋がってはいても言っちゃえばソウではない別物です。
犯人も目的も違いますし、同じようなシチュエーションスリラーを期待して観るとかなり肩透かしを食らいます。
ただし、その辺のことを加味してもすごく面白い作品でした。
今まではゲーム参加者目線で、まるで一緒にゲームに参加しているような作風でしたが
本作は一作目とあってか刑事目線での捜査パートがメインで
サスペンス色が強く、観ている側も一緒に謎解きをしながら犯人解明に迫っていくような作風です。
世界観も繋がっていると言っても名前が出てくる程度ですし
まだしっかり観たことがない方は本作をとっかかりにしてソウシリーズに着手してみるのもいいかと思います。
そうすれば、本作をまた繰り返し観たときにもさらに深みが出て楽しめるかもしれません。
スパイラルシリーズ…これからどうなっていくのか非常に楽しみであり、
私が生きてるうちに終わってくれよ・・・?という不安も芽生えていますが、しっかりと目をかっぴらいて見守っていきたいです。