彼と電話で、本格的に会う日を決めていた。

夏になったら会うか…と言う彼に

私はうん…!!といいながら…

 

どこにする?

麻美~~東京から新幹線に乗ってこれる?

車で迎えに行くから…

 

麻美何日泊まる?

いつからくる?

麻美の仕事がお休みの日にする?

 

直人が、お仕事お休みの時のがいいんじゃない?

 

ありがとう~~

 

旅館何泊にする?

 

そんな会話を楽しそうに話している彼。

 

彼の車に乗ってドライブ。

その後、二人でおいしい物を食べて

温泉に入って…それから…

 

想像すると体中が暑くなる…

 

直人…会いたい!!

 

温泉旅館予約しておくね。

交通費も払うから…

麻美は、お金使わなくていいから…

 

え…そんな…そんなことできないよ…

 

体だけ来て…

車で移動するから…

 

直人…いい人ね。

 

ほんとに会っていいの?

直人…

私…実は…

 

言えなかった…

 

楽しそうな彼の声を聞いていると言えなかった…

 

本当は…もっと年上なの…

 

言えなかった…

 

それでも彼は会ってくるのだろうか…

 

彼の答えが怖かった。

 

このまま会わないで終わらせたら良いのだろうか…