お互いに遠いから会えないね。

そんな会話をしながら

会えない人なんだ…

と心の中で思っていた。

 

彼に恋をしながら

会えないことで、

電話で楽しく話せれば…と思っていた。

 

彼の会話も、少し距離を置いて

話しているような時もあれば

仲良くラブラブに話していても

ある日、突然突き放す彼。

 

いつかは、誰かと結婚したいと思ってるんでしょう?

 

麻美は、その話し方に悲しい気持ちになり

あーそうか、いつか終わる私の恋。

そう思うようになっていった。

 

ある日、直人と話している時に

 

会いたいなぁ…

ねぇ…会わない?

 

そんなことをいってきた。

 

え?だって遠いから会えないね。

っていってたでしょう?

 

始めはそう思ったけど、話していると

会ってみたくなったんだ…

麻美を大切にしていきたいんだ…

 

そんな彼の言葉に

麻美は、体中が暑くなるのを感じていた。

 

直人…私も会いたい…

 

いつか会おう!!

 

それから、私達の会話が変わって言った。

 

直人は、二人で会う場所を考えてくれていた。

 

お互いの近い距離。

始めて合う時は、食事してドライブ。

それか…温泉旅行。

どっちがいいかなぁ…

 

そんなことを楽しそうに話している彼。

 

私は、本当に彼に会うことが出来るのだろうか…

 

私の年を聞いたら、彼は引かないだろうか…

それでも会いたい!!と言ってくれるだろうか…

それが怖かった。

 

そんなことを思いながら、

彼とは毎日話していた。

 

麻美…会いに来て!