復縁したい人達にとって劣悪な人間関係を少しでも回復して行くのはとても大切な事ですね。

 

でも、話し合えば話し合うほど関係がもつれたり険悪になってしまう…。

このメカニズムを解き明かすために、色んな復縁セオリーでも囁かれている事があります。

それが「相手の気持を考えて行動する事」

しかし、これが具体的にどう行動すれば良いかわからない。

その謎に迫ったのが前回のお話でした。

 

さて、前回は相手の気持ちになって考えるには「欲を捨てる事」を実行しなくてはならないという事を書きました。
しかし、無欲に生きるというのはなかなか難しいものです。
全ての欲を捨てて生きてしまうと、出家したお坊さんのような生活になってしまうでしょう。
そんな生活を強いる気はありません。ピンポイントでやれば良いのです。

あなたが普段の生活で大切にしている人は誰ですか?
もちろんパートナーもですが、親友や肉親、仕事仲間、ご近所の皆さん、クラスの友達、考えてみればたくさんいるのではないでしょうか?
要は、その人達と自分を比べたときに「私は損をしている」と思う感覚を排除するべきなのです。

例えば、友達のA子の彼氏はマメで優しくてデート代はいつも全額出してくれる。
それにひきかえ、私の彼はめんどくさがってデートの回数も少ない上にいつもデート代は割り勘。
おかしいよね、私A子より損してるじゃん。腹が立つ。

とか、

旦那は仕事仕事で少しも子供の面倒を見ない。
週末になるとダラダラ寝て過ごして手伝いも子守りもなにもしない。
私ばっかり常に家事をして子供の面倒を見て、くたくたに疲れても旦那は食事の用意ひとつしてくれない。
不公平だわ。

何か怒りが涌いて行くる時というのは、他人と自分を比べた時に自分が不利な状況であると気付いた時が圧倒的に多いのではないでしょうか?

そう、自分と相手を比べる事をやめましょう。

自分は自分。
自分がやる事は、自分がやらなくちゃいけないと決めているからやってる事であって、それをやる事は損でも得でもないのです。

人間の能力には限界があって、できる事しかできないのです。
あなたの力で本当に家事と子育ての両立が不可能ならやめてしまうしかありません。
そのような状況であれば、もとより腹を立てる余裕などないはず。
あなたがぶっ倒れる時です。
あなたが放棄しても、替わりにそれをする人がいなければ、家は荒れ、子供は生きていけないかもしれません。
でもそれは、もはやあなた一人だけの責任ではないのです。
その時は直談判しかありません。
あなたが限界を訴えて直談判しているのに改善策を全く考えてくれない相手とは、もう一緒にいる価値などありません。

しかし、損得で自分の立場を考えて腹を立てているのであれば、生活を破綻させないために多少損をしても頑張りましょうよ。
相手のためではなく、自分の為にやるのです。
自分の損得のために直談判をしても、相手の「歩み寄り」なんて期待できません。
歩み寄りどころか、相手は自分の方こそ辛いんだと言い出す事でしょう。
つまり、あなたが頑張り過ぎて辛いと思っている時は、相手もあなたの為に頑張り過ぎて辛いと思っているのです。

なので間違っても「そうか、そんなに辛いとは気付かなかった、もっと協力するね」なんて言葉は出てきません。
もし出てくれば、あなたのパートナーは素晴らしすぎる人か、真の本音が出てないのかどちらかです。
多くは、直談判に持ち込んだ瞬間に相手は「自分こそ辛かった!」と鬼の首を取ったように言い返してくるのが関の山です。
これも「損をしたくない」と言う欲望に基づいての心理です。

私は自分が損をしている事を主張する事によって起こる争い事こそ大いなる損失だと考えています。
「損して得取れ」「負けるが勝ち」と言う言葉は、単なる負け惜しみや慰めではありません。
そこに人間の「真の幸せ」が隠されているように思います。
皆さんはどう考えますか?


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