引き続き、更新できる時に更新しておきます!

付き合ってる人、あるいは一緒に暮らしている旦那様と大きな喧嘩をしたとします。
その時は自分の素直な感情をぶつけた。
でも…。
ちょっと言い過ぎたとも思うし、早く仲直りをしたい…。

そうだ、謝ろう。
素直に私が悪い事を認めて誠意を示せば、怒ってるあの人は態度を緩めてくれる。
そうすれば仲直りができる!!

筋書きとしてはこうです。

「あんな事言ってごめんなさい。よく考えたけど私が悪かったわ…。」
「考えてくれたんだ。わかったよ、こっちも少し言い過ぎたし…」
「ごめんね、許してくれる?」
「もちろん、こっちこそごめんね…(笑顔)」
「これからも仲良くしようね!(笑顔)」

さて…。
ちょっと笑っちゃいます。(^-^;ゞ
こんな風になるはずがない!!!
でもみなさん、こう言う結末を目指しているから謝罪するんでしょう?
ダメ、ダメ、ダメ!!!現実を見るべきなのです。

では…。

現実パターンその1
「あんな事言ってごめんなさい。よく考えたけど私が悪かったわ…。」
「……。」
「ごめんね…」
「あのさ、自分がなんて言ったか覚えてる?」
「私が言い過ぎた…」
「そうだよね!あそこまで言うなんて、お前、頭おかしくね?」
「だからごめんって謝ってるよね!(ちょっと逆ギレ気味)」
「謝るくらいなら最初から言うなっつーの!」
「(むかむかむか……)せっかく謝ってるのに…」
「ほら!それ!謝ってる態度じゃないよね!!!」
そして喧嘩ぶり返し…

現実パターンその2
「あんな事言ってごめんなさい。よく考えたけど私が悪かったわ…。」
「……。」
「ごめんね…」
「……。」
「私が言い過ぎた…」
「……。」
「仲直りしない?」
「……。」
「……。」
「……。」
「……。」
「……。」

はははは…。
ちなみにパターン2は私達夫婦のパターンです。
だから、私はもう旦那と激しい喧嘩をした時には謝罪しない事にしています。

謝罪とは…。
相手が望んでいない謝罪は意味を成さないのです。
「謝れ!!!」と言われた時だけ謝れば良いのです。
謝った後の相手の態度に期待してもいけません。
謝れと言って謝られて怒りが収まる人は、実はあまりいません。

相手が「謝って欲しい」と思った時に謝れない人は、相手が謝って欲しくない時に謝ります。
それはなぜか…。
なぜ、そんなに空気が読めないのか????

それは「自分の都合」で謝っているからです。
謝るのは自分が許して欲しいから。
許しを乞うて仲直りしたい、と思っているのは実はあなただけだったりします。
相手は謝罪すらして欲しくないのかもしれません。
あなたと仲良くしたくないのかもしれません。

喧嘩してお互い、言いたい事を本音で言い合ってしまった。
いや、思っていない事まで口にして相手を傷つけた。
そして、同じくらいこちらも傷つけられた。

それを「ごめんなさい」の一言でチャラにはできないのです。

そうなったら誠意は行動で示す事です。

あえて「ごめん」と言う言葉はいらない。
ご主人にすまないと思っているなら、黙っておいしいご飯を作って待っていれば良いのです。
その行動のチャンスを見逃さない事が大事ですが…。

そして、夫婦は背中合わせでも一緒の部屋に寝て下さい。
蹴り出されたり、無言で出て行かれたら仕方ないですが、そうされない限りは一緒の部屋で寝るのです。
一緒の部屋で寝るのを許すのは、一応、相手の存在を認めている証拠。
そこから距離を縮めていくしかないのです。
謝らず、黙って、不言実行。

未婚者の場合は、もう、接触のチャンスがない場合もあります。
そんな時に謝罪などで無理に距離を縮めようとしても無理。
付かず離れずで見守るしかないのです。

気持ち悪いでしょう?
気分悪いでしょう?
我慢できないでしょう?

そう、相手の気持ちなんて自分がどうこうできる物ではないって事を知りましょう。