半年くらい前に復縁業者と40代男性のトラブルがあったのをご存じでしょうか?
復縁を目指している人の落とし穴を象徴するような事件でした。

この事件を知らない人の為に内容を説明すると…。

今年の2月、復縁業者に復縁工作を頼んだ40代男性。
復縁業務を担当する探偵会社は、ホームページなどで「復縁成功率80%」をうたっていました。
どうしても別れた女性と復縁したいその男性は着手金と依頼料で合計200万程度の料金を支払いました。

そんな高額な支払いをしたのも、相手に新しい相手がいなかった事がその探偵社の調べで分かり、必ず復縁できると信じたからでした。

その復縁業者はハニートラップと言う偶然を装いターゲットと親しくなり情報を聞きだすと共に復縁して幸せになっている姿などを見せつけて、ターゲットを復縁したい気持ちにさせると言う、なんともあざとい作戦を練っていたのです。

私も、とある復縁業者がそんな作戦を練っている番組をテレビで見た事があり、嘘と演技にまみれた復縁劇に眉をひそめた物です。。。

しかしそのハニートラップを使った調査の結果、彼女は依頼者の男性に恐怖心を抱いていて復縁する気など全くないと言う事がわかったのです。
復縁が不可能と言う結論を出した復縁業者は依頼者に復縁工作を打ち切る事を勧めました。
しかし、男性は諦める事が出来ず追加料金を払って復縁工作を続けるように依頼したのです。
追加料金分の捜査の結果、やはり復縁は無理と判断されそれに納得できなかった男性は、復縁業者の反対を押し切って、復縁したい旨を彼女に伝えた手紙を送り警察からストーカー規制法による警告を受けた、と言う顛末。
男性はインチキな復縁業者を訴えたのですが、わずか40万円の賠償金しか認められず控訴中だそうです。

まず、自業自得。

「復縁成功率80%」なんて信じるのがどうかしているのです。
ちなみにこの復縁業者、復縁工作契約件数が2~3件だったらしい。
少なくとも5件はないと復縁率80%ははじき出せないはず。

そして、そんなインチキじみた復縁業者さえ「復縁は無理」と判断して、半ば親切に教えてもらっているにも関わらず、それを振り切って彼女に接触した事。

判決では「復縁に固執する精神状態で判断能力が相当程度低下」という判断を下されています。
つまり復縁に固執すると言う事は、正常な判断能力が低下しているのです。

私の所に色んな復縁相談が来ますが、そのほとんどが女性。
しかし、復縁がらみの事件を起こすのは男性が多いですね。
男性が突っ走ると事件に発展しまうようです。

ちなみにこの男性、復縁願望を抱えてもう4年になるそうです。
40歳の4年は貴重ですよ!
あっという間の4年を復縁などにかまけず無駄に過ごさない事です。
4年と言う時間と200万円あれば、なにか他にもっと有意義な事が出来ると思います。

私が今、依頼している復縁業者はちゃんとしたところだわ!
なんて思っている人は要注意。
「ハニートラップ」のような不自然な復縁方法を取ってまで復縁したいと思っているなら、あなたもこの40代男性と変わりません。

どんな事をしても復縁したい、と言うその気持ちが異常なのです。
異常者に復縁はできないと言う事を肝に銘じましょう。