私事ですが、現在パート的な仕事を探しています。
あれは嫌、これも嫌と高望みするつもりはありませんが、生活費以外のお小遣いを稼ぎたいと言うふざけた動機の為、時間数の少ないゆるい環境、と言う我儘な待遇を求めていました。

そんな中、派遣社員として紹介された会社の社長に、面接の時に
「うちは社員を出社させずに自宅で作業させている。時間給で雇うと何もしていない時間がもったいないから出来高制にしているんだ。あなたもそのスタイルで仕事を受けてもらえるか?」
と言う相談を持ちかけられました。
一緒に面接に行った派遣社員の営業さんが「うちは時給が発生する形態でしか人材を紹介できません」と言う事で、派遣社員としての仕事はご破算になりました。

面接の前に十分な条件などの打ち合わせがあったはずだし、誰に責任があったかは不明ですが、私に無駄足を踏ませた営業さんは私に頭を下げまくっていました。

その時、その営業が
「うちの会社を抜いて直接あの会社に電話してみたらどうですか?僕は知らない事にしますし、あなたが個人的に勝手に接触したとしても違法ではないですから」
と、おっしゃってくれました。

はっきり言って仕事内容的にも魅力的な話でした。
しかも、中間マージン抜きの直接取引で、仕事の作業時間は本当に自由になります。
要するに、割の良いSOHOの仕事です。

私はすぐに電話をかけたいと思いましたが、無理やりその衝動を抑えました。
私の中にわずかな不安と疑問がわいたのも事実でしたが、この異常な抑えがたい衝動を感じる自分に対してヤバい、と思い明日まで待とうと思いました。
明日までやりたいと言う気持ちのテンションが落ちなければ私の決意も本物だな、と思いました。

そして、その夜に旦那にこの話をしたのです。
いい話だと乗ってくれるかと思いきや、旦那はどうやら反対のようでした。
「時間給でゆるく働くって言ってたじゃないか。請負ならこちらから請求しなくちゃいけないのに、まさか踏み倒されたりしないだろうね?」
この言葉で私は一気にテンションが落ちたのです。

でも、旦那は業界に関しては素人。
私はその昔、その業界で請負で仕事をしていた経験もあります。
旦那にはわからない世界もあります。
この素人の意見でテンションを落として、絶好のチャンスを逃すんじゃないか?
なので、次の日に同じ業界の先輩に相談しに行きました。
すると、その人も旦那とほぼ同じ理由で反対してくれました。

私はすごくすっきり!!
その会社を諦めて一切の未練がなくなりました。

そうすると、その会社の見えなかった物が見えてきます。
派遣会社との簡単なルールも把握できず、私に無駄足を踏ませた事。
社員を出社させずSOHOスタイルにするというのは、結局決まった時間で働く社員に月給を払いたくない会社だと言う事。会社にいて作業していない時間の時間給をケチりたいと言う事。
そんなケチな会社が仕事に見合う正当な報酬を出すだろうか?

そして「自由」には大きな責任が付いてくる事。
大きな責任を負いたくなくてゆるく働く職場を探していた事を思い出したのです。

復縁とは関係ない話、申し訳ありません。
しかし、客観的に物事が見えず、自分の判断で突っ走ろうとしている復縁希望者にも、クールダウンする必要があると言う事です。

復縁希望者は、相談する人を限定します。
自分の復縁したい気持ちをわかってくれる人にしか相談しません。
しかし、少しでも多くの人の意見を聞いた方が、自分の状況を客観的に見れるし、本来の目的から脱線しているかどうかを確かめる事ができます。

私の場合は、あんなに会社に電話をしたい衝動を抑えていたと言うのに、旦那と先輩のふたりに相談しただけでコロッと心が覆り、決心がつきました。
自分も疑問を持っていたからに他ならない。
誰かに背中を押してほしい時は誰にもあると思います。

誰に、何人に否定されても復縁を貫きたいと思ってる人は実は少ない。
クールダウンさせられたくなくて相談しないのです。
そして「復縁なんてやめちまえ」と言われると聞かなかった事にする。

復縁したい人はまず、出来る限り多くの人に相談してみてください。
できれば、叩きのめされるほどクールダウンしてほしいです。

その、落ちたテンションの中で自分の復縁活動をもう一度考えてみてください。