復縁希望者の皆さん、お久しぶりです。
再び復縁を希望する心理などを分析しながら考えていきたいと思います。

「あの人をどうしても忘れられない!」

この一途な気持ち、どうして持っちゃいけないの?
一人の人を忘れられなくて愛し続けるの事が「執着」と言ういやな言葉に置き換えられてしまうの?

それはあなたの気持ちがさもしいからです。

「一途な気持ち」と言うのは一般的には「他に目を向けずひとつの事に打ち込む」と言う事。
恋愛においては「浮気心を起こさずに、付き合っている相手にだけ愛情を注ぐ事に専念する」と言う事なのです。
そう、付き合っている人に適応できる事柄で、別れた人や始まってもない人に向ける気持ちではありません。

だから、別れた人を忘れられないのは「一途な気持ち」ではないのです。
全ては「この人と私はまだ付き合っている」と言う妄想の上で成り立っている気持ちなのです。
これがストーカー行為に繋がってしまいます。

「執着」と「一途な気持ち」の違いをもうひとつ挙げておきましょう。

執着は奪い続けるばかりで与える気持ちがありません。
お金に執着している人がそうですね。
お金を貯めて貯めて大金を持っているのに、もっと欲しがります。
そして人のために使う事を嫌います。
大抵の場合は自分のために使う事すら嫌います。
生活を豊かにしてくれるはずのお金に支配されています。
ただただ自分のお金が増えることにしか喜びを感じず、決して満たされる事を知りません。

それに対して「一途な気持ち」はどうでしょうか?
自分の信念を曲げずに一途に物事をやり続ける人がいます。
一途な人は趣味にしろ仕事にしろ、自分を高めるために辛い努力をし続けます。
その対象のために自分を犠牲にする事もありますが、その達成感は幸せに繋がります。
一途な人は、自分の事よりその対象を一番に考えていて、そのための努力を惜しみません。

決定的な違いは
「自分目線か他人目線か?」
と言うことなのです。その結果、幸せか不幸かにも雲泥の差が生まれてきます。
自分の欲望が満たされればいいのが「執着」で、自分を犠牲に出来るのが「一途」なのではないかと私は思います。

人を好きになる気持ち、制御できないときもあります。
人間の気持ちって不思議ですよね。
「あの人をどうしても忘れられない!」
と言う自体はどうする事もできないのかもしれません。

しかし、そのあとにどう言う行動を起こすのかでそれが「執着」なのか「一途」なのかが変わってきます。

心がさもしい人は「一途」にはなれません。