これはもう何度もテーマにしています。(^-^;ゞ
復縁したい人は「とにかく自分を変えなくちゃ」と考えます。
それはどうしてなのか?

今の自分は相手に見限られたダメな自分だと思っているのです。
だから今の自分を良い方向に変えれば、復縁できると思っています。

そうでなければ自分を変えたいなんて言うはずがない。
変化や新しい環境は少なからず身体や心にストレスを与えます。
できる事なら慣れ親しんだ環境や生活習慣を変えたくないと言うのはもう本能なのです。

しかし、悲劇が起ると「このままではいけない」と言う事に気が付きます。
本気で自分の態度や言動を反省して改めたいと思います。
「向上心」と言うものかもしれません。

でも、向上心により、なりたい自分になれるのか?
今までより成長して変わる事ができるのか?

…私はこれに対して、「変われない」「できない」「変わる努力は必要ない」と言い続けて来ました。
復縁の為に無理に自分を変えたって、そんなには長続きはしないからです。
申し訳ありませんが、私は復縁希望者の性根なんてその程度だとタカをくくっているのです。

事実、「変わる変わる」と口では言いますが、本質は何も変わっていない。
努力はしている「つもり」。

こんなに努力しているのに、周りはわかってくれない、現状は何も変わらない。
私は変わったのに誰も認めてくれない。
復縁なんてやめとけ、できるはずない、と言われる。
劇的に変わって魅力的になった私を見せてやりたい!
せめてあの人に変わった自分を見せつけて見返してやりたい!!

…などと思っている間は、あなたは何も変わらないのです。
復縁希望者はこの辺りで心が堂々巡りするのが常なので、私は「自分を変える事なんて無理だ」と言っていたのです。

しかし、はっきり言いましょう!
自分を向上心により変える事は可能です。
あなたの気持ち次第では明日から変わる事が可能です。

しかし、自分の変化にあなたが気付く事はありません。
「自分」と言うのは主観的なものなので、いつまでも自分であり続けます。
人から「変わったね!」と言われても実感がないので、不思議な気持ちが続くと思います。

実はあなた自身が変わる時、あなたの周りの人間の態度がまず変わります。
ある時、あなたが誰かに対して「この人、最近私に対して以前よりも優しくなったなあ」と感じた時。
それが、あなたが変わり始めた兆しです。

対人関係は自分の鏡。
誰かから優しくされるように感じる時は、あなたがその人に優しい態度を取っているのです。
その報いがそのままかえって来ているに過ぎません。

周りの誰かの態度が変わったな、と思った時にその人に言ってみて下さい。
「最近、あなたはとても優しくなったね」と。
その時、相手から「いや、あなたの方こそ優しくなりましたよ!」と言う答えが返って来た時、あなたは変わり始めているのです。

私は最近、そのやり取りが自分にも知り合いにも起り、実感しました。
知り合いは妹さんの性格が丸くなったねと言うと、妹さんは「姉さんの性格が丸くなったってみんな言ってる」と言ったそうです。

私は最近、旦那が不気味なくらい優しくて私に甘く、可愛がってくれるので「どうしてそんなに優しいの?」と聞くと「ポーちゃんこそ最近はほとんど文句を言わないし、すごく優しくなったよね。部屋もきれいでご飯もおいしい。少し努力するようになったね」と言ってもらえました。

人を変えるより自分を変える事の方がはるかに簡単です。
…というか、自分が変わるとまず自分の周りの人が変わるのです。
不思議な世界でしょう?

「自分が変わる」と言うけど自分は決して永遠に変わらないと思って下さい。
変わった人は「私って変わったなあ…!」と思わないのです。

そしてもうひとつ。
自分をいい方向に変えたからって復縁ができるわけではない。

復縁を病気のように考えて「自分の悪い部分を直せば復縁できる」と思っている人がいます。
変わったって復縁できない事もあるし、変わらなくてもその良さを再認識され復縁できる場合もあります。
それは相手との縁に深く関わって来る事なのです。

「こことここを直したので是非、復縁して頂きたい!!」と悪い性格を直す事が条件のように突きつける人もいます。
「年収が300万円から500万円に上がりましたので結婚して頂きたい!」のノリですね。
年収が300万円でも結婚する人はできるし、500万円以上あっても結婚できな人はいます。
縁ってそんな事ではないような気がするのです。

自分の未熟さに気が付いて自分を磨く事は結構な事です。
今より年収を上げる努力だって大変結構な事です。
でも、その事と復縁や結婚はなーんの因果関係もない!

…だとしたら、あなたは自分磨きなどやめてしまうのでしょうか?
出世も諦めますか??

復縁に人生の全てを賭けている人は考え直した方がいいですよね。