最近、ぐるっぽの相談の中でよく書いている事で、相手の心が閉じているか開いているかを読もう、というのがあります。
これは数年前、私がビジネス系の自己啓発セミナーに参加したときの講師の受け売りです。(^-^;ゞよく聞く話なんですがね。

私の仕事はセールスマンではないし、友人の頼みで参加したセミナーだったので直接私の仕事に役に立つものではなかったけど、物を買ってもらいたい時にどのように人の心に揺さぶりをかけるか、相手の気持ちをより買いたい方に導くかを説明する怪しげなものでした。(^-^;ゞ
ビジネスの場合は物が良ければの大前提になります。
私は、本当は心に揺さぶりをかけなければ売れない物を売る商売なんて良い仕事じゃないと思っていますが、人の心に入り込んでいくテクニックのような物は人間関係においては大事な事かな?と思って聞いていました。

とても簡単すぎる事ですが、人を説得する時、相手の心が閉じていると何も心には響きません。
心の扉が閉じていると相手の心に飛び込む事はできないのです。
こじ開けたり蹴破ったりする事なんてできません。
ところが、心の扉が開いていればこじ開ける必要もなければ、鍵もいりません。
何の努力もなく中に入る事ができます。

そう、当たり前の事なんですが、しつこく相手に迫ってしまう復縁希望者はこの簡単すぎる大切な事がわからないのです。

別れた人に復縁を迫られている人の気持ちって、いらない商品を買いたくない人の心理と似ていると思います。
別れて間もない相手の心の扉は、新しく頑丈なもので、南京錠がいくつもかかっています。その頑丈さには個人差もありますが、別れて数ヶ月の間は頑に閉じているのが普通です。

さて、そんな頑丈な扉の向こうに住んでいる人に、どんなに良い商品を売りつけに来ても扉が開かなければ見てもらう事すらできません。
扉をガンガン叩いて「すみませーん、美味しいリンゴを持ってきました!食べませんか?」なんて大声を張り上げても怪しさが増して逆効果です。

売りに来た方は「聞こえなかったのかな?リンゴを売りに来た事がわかってないな、よし、大声を張り上げてみよう!」と、思って増々声を張り上げます。
しかし、相手はあなたの持って来たリンゴを見たくも食べたくもないから扉を閉めているのです。意識的にやってるので、あなたに気が付かないはずはありません。

そこで相手の反応は以下のふたつしかありません。
徹底的に無視するか、一瞬扉を開けて「やかましいっ!帰れっっっ!!!」になるのです。

まず、リンゴを買ってもらう為に大事な事は何でしょうか?
そう、扉を開けてもらう事です。
しつこくしてどんどん相手に嫌われる復縁希望者の皆さんは、扉を開ける前にノックもせずに相手の口にリンゴをねじ込む事しか考えていません。

でも結局、分厚い扉に南京錠がかかってるお家は、一旦、リンゴを売る事を諦めるしかないのです。
まず、いつか扉が開くのを待たなければならないのです。

個人差もあるので、いつまでも何をしても開かないドアもあるし、ノックすればインターホンで返事だけ帰ってくる場合もある。
ノックした瞬間に意外と簡単に大きく開けてくれる人もいるでしょう。あなたの開けようとしている扉がどんな扉か把握する必要があります。
個人の性格や、別れの原因も大きく関係してくると言う事です。

まず、心の扉が開いているかを見極めましょう。
閉じていれば、開ける方法をまずは考えてから。
どうしても開かなければいつかは諦めなければなりません。

いつ開くか分からない扉を待ち続けて、無駄に大切な時間を費やすのももったいない事ですしね…。
まずは、あなたに開けられる扉かどうかを見極めましょう。
そして開けるにはどうしたら良いのか?鍵を探すのか、時間を置いてもう一度ノックするのか…?

しかし、世の中に幸せに繋がる扉はゴマンと有ります。
拘る気持ちもわかりますが、その扉でなければならない理由なんてそんなにないと思いますよ。

いつまでも全然開かない扉なんてつまらないじゃないですか。
もったいぶってるけど、その中身ってそんなに良い物なの?
開けて中身が腐ってたら人生の無駄づかいですよ。
中には、開けてみたけど中身が腐りかけていたのでまた閉めて、ほとぼりが冷めたらまた開けて、また腐り始めたので閉める、みたいな事を繰り返している人もいます。
そんなのは一番バカバカしい復縁活動と言えます。
何度やっても無駄だから、さっさと新しい扉へ行けよって思います。

いざと言うときはその辺も考慮して取り組む事が必要です。