「間違いだらけの復縁法」のグルっぽを立ち上げています。


最近は復縁を望む人が激増しています。

私は最初、失恋の痛みからの逃げ口上として復縁に走るんだと思っていました。

でも単にそうではなく、大きな要因でふたつ思うところがあります。


ひとつは復縁がブームになっている事。

恋人と別れて未練たらしく思いを残して相手を追い続ける事は、本来ルール・マナー違反である上、本人の精神衛生上とてもよろしくない事。


でも、そこを誰かが「別れても復縁を望めばいいじゃん!」と正々堂々と言い出した事。

たぶん、火付け役は人の傷ついた心を商売にしようとする業者だと思います。

復縁はダイエットと同じで人の心を揺さぶるビジネスになり得るからです。

失恋で心が弱った人はこの考えに飛びつきます。でもそれはまるでドラッグに手を出した瞬間のようです。

でも、ブームであるがゆえに、禁断の道に踏み込んだ自覚が本人たちにはありません。

始末の悪い事に、ごく少数派ですが、幸せな復縁をする人もいます。

その幸せにあやかりたいと復縁を切望するのです。とても悲しい。


もうひとつは携帯電話の普及。

携帯電話を持っているだけで誰かとつながる事ができる世の中。

携帯の番号を教えあった日から友達で、絶交する時は平気でアドレスを消す。

復縁希望者もそれが人間関係だと思っているのです。


携帯に彼や彼女の番号が入っている限り、意識下では別れた事にはならないのです。

着信拒否されていない、アドレスを変えられていないから、私は拒否されていない。

そう考えるとむざむざと諦める事はできないのでしょう。

人間の心は携帯電話の状況と比例しているわけではありません。

でも、それが復縁希望者にはわからないのです。


反応のない携帯を握りしめていつまでも定期的にメールを送り続ける友人に「その携帯、捨ててしまったら?」と思わず無神経に言ってしまった事があります。

こんなものがあるから絶望的なのに復縁ができそうな気になるんです。


復縁ってなんでしょう?

私も復縁をしたクチなのでわからないでもありません。

でも、特別素晴らしいものでもありません。

悪化していた関係が修復できただけですから。

復縁しても別れた時の心の傷は完璧には消えません。

わずかなトラウマを残したまま、一度ダメになった関係を続けていかなければなりません。


わがままな事に、今の旦那以外からの復縁は一切受けませんでした。

一度別れると気持が変わってしまうのです。

今の旦那にもそうでした。考え方やこだわりをすごく変えました。変えないとやってられないのです。


禁断のドラッグに手を出してしまった復縁希望者さん。

復縁が達成できるのが一番いいのですが、そうでない事が不幸だと思わないでほしいです。

復縁できなことを苦しまないで。

復縁を望むなら、復縁できなくても楽しく幸せに暮らしてほしい!


これからも少しずつ綴っていこうかなと思います。