一人っ子の娘には、小さい頃から割と現実的な話をしてきたと思う。
よくある、「私大きくなったらパパと結婚するー!」ってやつ、とっても微笑ましくて可愛いんだけど、私は初めて娘がそのようなことを言った時から、「お父さんとは結婚出来ないんだよ」と答えようと決めていた。
最初からそうすれば、パパと出来ると思ってたのに、後から出来ない事実を知って余計にショックを受けるというプロセスがないでしょ笑
子供は、大したことがないことでも、親の反応を見て自分の振りを決めるところあるじゃないですか。
1〜2歳の子が、すってんころりんして軽く体のどこかを打った時に、痛くなくても親がびっくりしたら泣く。だから、私はそういうの、意識して大きな反応をしないようにしてたと思う(本当に強く打ったらびっくりするけど…)
ちょっと話が逸れたかも。つまり、親が、どんなことも、大したことない風にサラッと話せば、子供もそんなに深刻に受け止めないから(多分)、私の心臓病についても、軽いタッチで話してきた。
私「ひいおばあちゃん、心臓の病気だったの知ってるよね」
娘「うん。」
私「うちは、遺伝で心臓に何かしらある家系でね。お母さんも、小さい頃から云々……(色々説明)」
娘「(何かをしながら)うん。」
私「お母さんも、心臓の壁が少し厚いから、月に一回、心臓の病院に行って、何ともないかちゃんと診てもらってて、毎日お薬も飲んでるんだよ」
娘「あー、知ってる」
私「心臓と言うと、場所が場所だからびっくりするかもしれないけど、ひいおばあちゃんも、最期は心臓とは関係なかったし、お母さんも、普通の人と同じ寿命生きられるって言われてるから、大丈夫だからね。」
娘「はーい」
みたいな。
だから月に一度、
私「お母さん今日心臓のクリニックに行ってくるから」
娘「(タブレットいじりながら)はぁ〜い。」
なんてごくごく普通の会話。
運動をやりすぎちゃいけないことも、ちゃんと娘は理解している。
わたしの祖母が生きた90歳くらいまで、何事もないことは無いかも知れないけど。もしいつか何かあっても、心臓病だって知ってると知らないとでは、受け止め方も違うかなと言うわたしの勝手な持論。
子供に心配かけたくなくて、何か起こるまで一切黙っておくというのもアリなんだろうけど、うちは一人っ子で、共に手を取り合い励まし合う兄弟が居ないから、私がもし急に倒れたりした時に、「お母さんが死んじゃう!」みたいな恐怖を1人で味合わせたくないんです。なんか、私自身が子供の時は、親は元気で当たり前みたいに思ってたんで。そんな親が急に倒れたりして、
「実はお母さん…心臓病なのよ。」なんてショックじゃないですか😨
娘に、「いつまで抱っこさせてくれる?」と聞くと、「100歳‼️」と答えてくれる程まだまだ甘えん坊の娘だけど、将来は、自分の人生を、自分で決めてきたと思って生きていって欲しい。
普段からなるべく、可愛い一人娘だから特別扱いということはなく(だって、世間は自分を特別扱いなんかしないから)、例え親子でも、なるべく対等に、譲り合わないといけない場面もあるし、理不尽なことだってある、と言うことを、私が母でありながら、姉となり、友達となり、教えて行けたらいいなと思う今日この頃です。
だけど、たかが10歳の娘、無邪気だけど時々冷静で大人びていて。
いまだに、毎日学校に持って行く水筒、言わないと出さないし、学校の日は起こさないと起きないし、食べたお菓子の袋はいつまでもほかりっぱなしですが!( ꒪⌓꒪)
私が急に入院みたいなことになっても、ちゃんと夫と支え合って、心も行動も逞しくいてもらいたい。
あれ?子供への病気の伝え方と随分話が…
まあいいや。
続く