こんにちは。

 

昨日から、実家に来ています。今朝、台所の奥の引き出しを開けたら、母のレシピノートが出てきました。

 

3年前から母は施設で暮らしています。

母が残した、黄ばんだノート。

開いてみると、「家族に喜ばれるおかず100」と母の丁寧な字で書かれています。

 

懐かしい味の記憶

ノートをめくると、子どもの頃によく食べたハンバーグのレシピが目に入りました。「パン粉は牛乳でふやかす」「玉ねぎはしっかり炒める」...母なりの工夫がびっしりと書き込まれています。

 

父に見せると「あぁ、お前の母さんのハンバーグはうまかったなぁ」と目を細めました。

 

時を超えるレシピ

思い切って、そのレシピ通りにハンバーグを作ってみることに。

 

玉ねぎをじっくり炒めて、パン粉は牛乳でふやかし...。母のノート通りに作ると、不思議と手が覚えている感覚。子どもの頃、母の横で何度も見ていたからでしょうか。

 

出来上がったハンバーグを父の前に置くと、一口食べて「おぉ、これだよ。これ。お母さんの味だ」と言って、少し目が潤んでいました。

 

受け継がれるもの

このノートには他にも、父の好物の煮物や私の好きだった卵焼きのレシピなど、家族の「お気に入り」が詰まっています。

 

母は料理上手とは言えませんでした。でも、家族が喜ぶ顔を思い浮かべながら、こうしてノートに記していたのだと思うと、胸が熱くなります。

 

家に持ち帰って、娘たちにも見せようと思います。そして、いつか孫ができたら...このノートを見ながら「ひいおばあちゃんのハンバーグ」を作る日が来るかもしれません。

 

 

二拠点生活の思わぬ発見

二拠点生活をしていなければ、このノートを見つけることはなかったでしょう。実家を片付けるわけでもなく、ただ日常の中で偶然出会った母のノート。

 

こんな小さな発見が、家族の記憶を繋いでいくのだと思います。

明日、家に戻ったら夫にも母のハンバーグを作ってあげよう。きっと「義母さんの味だね」と言ってくれるはず。そんなことを考えながら、今夜は父と二人、静かな夕食を楽しみます。

 

二つの家を行き来する生活。時には疲れますが、こんな宝物に出会える瞬間が、この選択を続ける理由になっています。