お盆休みで時間がたっぷりあるので、図書館で借りた本のレビューをします。

この本は公正取引委員会を舞台とした推理小説です。公取って馴染みが薄いですよね。知らない世界を小説家が調べて一般社会に知らしめてくれるという事だけでも一読の価値ありだと思っています。新川帆立さんの経歴見ると何と東大法学部で司法試験まで合格している才媛です。仕事内容とそれに対応する法律が書かれていて私のような凡人でも公取の業務を理解する事ができました。それだけでなく主人公の白熊楓、超天才の小勝負勉を始め個性豊かな登場人物の心情描写と自らは誰に近いのかな?と重ね合わさながら読んでいきます。カルテルは殺人のような単純な動機ではなく、一般的な思考の人間でもビジネスの難しさから知らず知らずに犯してしまいそうな罪なので感情移入してしまいます。続編まで読んでしまってコメントたくさんしたいですが、長くなるのでこの辺でやめておきます。