実生が死んでからもう5ヶ月もたつというのに。
未だに悲しみが癒えない。
どうしたことだろう…。
ふとしたときに思い出しては、泣いて暮らしている。
なんというのかな…、楽しみが楽しみでなくなった。
食べるのが好きで、旅行が好きで、漫画や小説が好きで。
でも今は、年齢的なものもあると思うけど、食べることが楽しくない。
取り敢えず食べてるだけ。
旅行に行っても昔ほど楽しめない。
漫画や、まして小説など、読めなくなってきている。(文字自体も見えないし、読んでいても上っ面をなぞっている感じで)
こんなんじゃ天国の実生ちゃんが心配すると思うけど、一方で実生は猫だったんだから、人間のことを心配するはずないし、思いを残すはずもないとも思う。
昔若いころ、私は何度も自傷行為をしたことがあり、精神科にも通った。
そのころは自傷行為をすることで、何故か気持ちが昂り、死ぬつもりなどないけれど、先生に「そんなこと続けてたらいつか死んじゃいますね」と言われ、「そうですね」と笑って答えていた。
いつか自傷行為で死なないようにするために、私は自分に生きる甲斐や責任を課した。
当時は猫たちを複数買っていて、彼らを買い続け最期をみとるという責任。
仕事で、子どもたちに勉強を教え、成績が上がったら、一緒に喜ぶという生き甲斐。
妹が仕事で忙しいので、その子供たちの面倒を見るという責任と生き甲斐。
それらは長く続き、私は自傷行為をする暇も必要もなくなり、元気になった。
そのうち母の具合が悪くなり、仕事場もなくなり、妹の子どもたちも現在既にみな大きくなった。
母が生きているうちは介護に一生懸命で、母を最期まで…という責任があったけど、母が難病でなくなり、そして。
最後に残った一匹、実生が死んでしまった。
今の私には生きる甲斐も責任もない。
私がいなくてもだれも困らないし、むしろ父は喜ぶかもしれない。
ただ呼吸しているだけ、心臓が動いているだけ。
だからと言って、絶対に自殺はしないという誓いを破るつもりもない。
人間なんだから自分で死ななくてもやがて死ぬし。
だから病院に行こうとも思わない。
最近体調が悪いけど。
実生ちゃんのいるお空に行きたいけど、きっと実生のいるお空と私の行くお空は別の場所だね。