日本で生まれた外国人

そんな目が僕を見る

愛というもの
全てをサブキャストにしても
それをメインキャストにしなければいけない

そんな気がする

愛というものにはロマンチックバカでいたい

勘違いだと笑われても譲れないもの

誰か

この糸をたぐり寄せてくれないか
ちぎれるくらいの強さで

なりふり構わないほど
あなたを好きになりたい

現実には
ならないけど

明日は雨が降る

雨を降らす雲が通りすぎた道で

僕を知らないあなたが

虹を見上げる

それでいい
それだけでいい
古書が集まるような場所で
古書を求める人のような場所で

僕は二人に出会った

初めてでも
初めてではないような

押し花のようだと思った感覚で

僕は初めて出会った

いつの間にか
気づかないうちに
僕の部屋には
二人の顔が増えていった

二人が好きなもの
二人が思うこと

それらを
落ちたグラスの破片を拾う仕草で

大事に大事に集めた

小さく震えながら進む窓の朝靄の滴のような二人を

どこまで見ていられるだろうか

遠くの風が描く雲のような二人

二人が見上げる星が見ている星が見ている星くらい遠い遠い場所から

ずっと見ている

だから

どうか僕が思う二人でいられますように

どうか二人が思う二人のままでいられますように
と願うのです

願うのです。
人の心は不思議なほど
深い場所を見てしまう

目には映らない言葉の奥を見てしまう

あなたが堪えた涙も
コップから落ちた滴が跳ねるくらいの早さで
見えてしまう

春の顔でやってきた季節も
今はまだ沈み始めれば早すぎる夕陽

悩んで止まっても
時間に運ばれて未来へいく

時間の駅に降り立つあなたの笑顔を見たくて

私の心はいつも先回りしています