久しぶりのブログ更新です。
1日までで仕事が一旦落ち着いたので、その間に少しずつ書きためておいた記事などを更新したいと思います。
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昨年の話になりますが、記録として書いておきたいので…。
12月2日は大学病院を受診しました。
この日は、甲状腺の手術からちょうど2年の日でもありました。
★採血結果
FT4 1.53
TSH-1 1.74
カルシウム 8.3L
★甲状腺ホルモン
甲状腺ホルモンは問題ありませんでした。
6月に受診した際、チラーヂンの組み合わせが、(50+25+12.5=87.5)の3錠から、(75+12.5=87.5)の2錠へ変更になっていました。
合計した容量は変わっていないので大丈夫なはずなのですが、しばらくの間は極端に体調が悪く、甲状腺ホルモンが低下していると感じていました。
以前チラーヂンを減らした時、TSHが跳ね上がり、薬の増減に敏感に反応してると言われたことがあったので、私の場合は関係があったかもしれません。
受診時はだいぶ慣れて安定してきていると感じていたので、正常でホッとしました。
それから、これはつい最近のことになりますが…。
夜に低下っぽい症状が出だして、座っていることが難しくなってきて、なんでこんなにきついんだろうと思っていたら、薬を飲み忘れていました(>_<)
慌てて薬を飲んでから寝ましたが、翌日は起き上がれなくて仕事も休みだったので横になっていました。
両親が何度も時間をおいて私に電話をしたけれど出ないので、倒れてるかもと心配して家に様子を見にきました。
玄関へ這って出ていきドアを開けたあと、またそのまま倒れてしまいました。
薬を飲み忘れてこうなっていることを説明すると、手術で甲状腺の病気は完治してると認識している両親はびっくりしていました。
チラージンなしでは生きていけないということが理解できたようで、飲み忘れないようにきつく言われました。
★カルシウム
カルシウムについては8.3で、基準値8.7~10.3を微妙に下回りました。
手術直後は1日に乳酸カルシウム12g+アルファロール3錠。
そこから薬が徐々に減り、昨年6月の受診以降はアルファロール1錠のみになっていました。
今回の結果が微妙だったので、アルファロールは今後も1錠のまま継続へ。
まだもうしばらく、カルシウムについてはみていかないといけないようです。
年齢的にも、これまでの経過を見ても、骨粗鬆症を意識した生活をしていきたいと思っています。
★手術痕について
先生が鎖骨下のあたりをパッと見て、「全然見えないね、わからなくなってるね。」と嬉しそうにおっしゃいました。
何のことかわからずに、はてなマークになっている私。
そして、気づいた。
先生、勘違いしてる…。
それと同時に、2年経ったら何もないところと勘違いするほど手術痕が残らない人もいるんだ…とショックを受けました。
なんとなく気まずいながらも襟元を下げ、先生の見ていた部分より少し下にある手術痕を先生に見せました。
先生は一瞬戸惑った様子でしたが、「赤いね、ふくらんでいるね・・・。軟膏だけで大丈夫?取ってもいいけど、またこうなりそうだなぁ…。」とおっしゃいました。
切り取る手術を受けるという選択肢、これまで考えなかったわけではありません。
ケロイドについては、5年ぐらい前にネットで一通り勉強していました。
その時に、ケロイド部分を切り取る手術があることを知りました。
ネットで見た中には、切り取ってもまた新たなケロイドが増殖してきた症例写真もありました。
術後、割とすぐに、皮膚科を紹介しますと言われていたけれど、手術痕よりも右目の眼瞼下垂の方が私にとって大きな問題だったことと、その状況で不妊治療を継続するので精いっぱいで断っていました。
ヘパリン類似物質のヒルドイドソフト軟膏を塗り、マイクロポアテープというのを今でも貼っています。
抗アレルギー薬のリザベンも服用していましたが、膠原病がわかったため薬について相談した際、副作用が出ており、1年間服用してもあまり効果が見られなかった為、ストップしました。
小3の心臓の手術以来、右胸の大きなケロイドとともに生きてきた私にとって、今さらという感じもあります。
甲状腺の手術を小さい傷で済む内視鏡でしてもらうために転院したのも、手術痕が必ずケロイドになるとわかっていたからこそ。
でも、先生に勘違いされたことで、客観的に自分を見てしまいました。
何もないところを見て勘違いするほど手術痕がきれいになる人がいる一方で、切り取ることを提案されつつも、やってもまたこうなるだろうって言われてる自分。
割り切っていたはずなのに、心が沈んでいくのがわかりました。
とは言え、私の体質の問題。
先生は全然悪くないし、気付かなかったフリで通しました。
ケロイドについては、痛みやかゆみに悩まされているので、これからも色々と情報を集めたいと思います。
最近、シリコンシートが良いという情報があったので、近いうちに試してみたいと思っています。
日本形成外科学会のサイトには、治療方法の一つとして、漢方薬のサイレイトウが使われる場合があると書かれていました。
私は膠原病の強皮症(クレスト症候群)ですが、不妊治療の際に漢方薬のサイレイトウが用いられている場合があります。
強皮症の人は傷が治りにくいという側面もあるようなので、ケロイドになっている原因も含めて関係があるのか、もう少し詳しく知りたいなぁと思っています。
★右眼(術後のホルネル症候群、眼瞼下垂)について
まぶしさがあることと、疲れると右目が閉じてきてしまい、職場でよく指摘されることを伝えました。
その後、瞳孔を確認させてと右眼を診てくださいました。
術後、右目の瞳孔が小さく縮んでいたため診てくださったのですが、現在は大丈夫でした。
メチコバールはそのまま継続。
目については、受診後に変化があったので、次の記事で書きたいと思います。
★転院について
ホルモン値が安定していることと、よく診察してくださる先生が私の地元の病院に定期的に来られている為、その先生が来られる時に受診することになりました。
高速を使っても片道2時間以上かかっていたのが、車で5分ぐらいのところに。
薬が切れる1ヶ月ぐらい前に予約するということで、紹介状をもらって帰りました。
チラーヂンの服用は、今後生きている限り続きます。
県外の大学病院へ通い続けるのにも限界があると思っていたので、すぐ近くの病院へ転院が決まり、ホッとしました。
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手術から2年以上経ったということで、今思うことを少し。
バセドウ病全開の頃と今の自分とを比較してみると、身体は嘘のように楽になっていると思います。
でも私の場合は、右眼のホルネル症候群や手術痕のケロイド、声の出しにくさ、飲み込みにくさなど、新たな苦しみを知ることになりました。
一生続くチラーヂンの服用、そして術後の甲状腺機能低下症の苦労もあり、終わりは無いと感じています。
とは言え、入院中のがん患者さん達から学んだことは大きくて、自分が成長できたことは間違いないと思います。
体調に余裕があるとは言えないけれど、なんとか仕事ができる身体になれたことと、おいしく食べて大好きな音楽を聴き、人生を楽しみたいという意欲を少なからず持てている今があることを、改めて感謝したいと思います。