6月4日は、大学病院を受診しました。
記録を兼ねているので、かなり長文です(^^ゞ
最近の経過を順に振り返ってみます。
手術から半年後の昨年7月、暑さで亢進していたため、チラーヂンを100から75へ減量。
その後、完全に甲状腺機能低下症になってしまいました。
薬を減らして3ヶ月ぐらいは、体調が悪くて起き上がるのも辛く、低下症の症状の一つである、うつ症状も実は全開でした。
子供を諦めたことと重なったりしたので、余計にひどかったかもしれません。
薬の減量に身体が慣れたであろう5ヶ月後の12月の時点でさえも、TSHの数値が基準値0.5~5.0のところ、61.18とかなり悪かったです。
その後12月にチラーヂンを87.5に増量して、体調も精神面も落ち着きましたが、ホルモンをコントロールできているか不安でした。
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ここ最近の体調はというと、3月ぐらいから動悸がひどく甲状腺機能亢進してる感じ。
温度と湿度の上昇に影響されて体調が悪くなっていくのは手術前と変わりません。
息苦しさは、肺機能が低下してることも一因だと思います。
そして最近のことですが、5月19日にチラーヂンを飲み忘れてしまいました(>_<)
普通は、2,3日ぐらい飲み忘れても大したことはないそうで、そんなにすぐに影響が出るとも思えないんだけど、翌日に2回倒れました。
どうも、甲状腺機能が低下すると、私は足がもつれて歩けなくなるらしいです。
頭も、独特な締め付け感とめまいがします。
昨年の夏から冬にかけて、脳に何か問題でもあるんじゃないかなと思ってましたが、今回薬を飲み忘れて同じ症状になり、やっぱり甲状腺機能低下が原因だったんだぁと納得。
原因とホルモン数値と体調がちゃんと連動してます。
前回TSHが異常な数値だった時、私の脳はチラーヂンの増減に過剰に反応してる的なことを言われましたが、やっぱりそうみたい。
薬飲み忘れないようにしっかりしなきゃと反省しました。
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大学病院に着いて、まずは採血4本。
診察してくれたのはいつもと違う、手術してくれた先生でした。
手術前日に、『早く帰りたいよね。早く帰れるように頑張りますね。』と言ってくれた先生です。
『頑張ってね』じゃなく、『頑張ります』って言ってくれたことが嬉しかったなぁ。
採血の結果を聞きました。
最初に甲状腺の数値が高いと知ったのは約5年前の2008年8月。
その日に結果が出る採血結果の17項目については、5年目にして初めて全て正常値でした(^^)v
手術から1年半で、初めてホルモンのコントロールができました。
2011/8/30(治療開始前)
FT4→6.320H(0.9~1.7)
TSH→0.018L(0.5~5.0)
FT3→14.62H(2.3~4.0)
2012/12/17(術後1年)
FT4→1.36(0.9~1.7)
TSH→61.18H(0.5~5.0)
FT3→2.5(2.3~4.0)
カルシウム→8.8(8.7~10.3)
2013/6/4(今回)
FT4→1.51(0.9~1.7)
TSH→3.03(0.5~5.0)
カルシウム→9.4(8.7~10.3)
カルシウムも、アルファロール2カプセルで安定してます。
副甲状腺を傷つけたり、切除したりすると副甲状腺ホルモンが低下して、血中カルシウムイオン濃度が低下します。
いつもの先生だと電子カルテがよく見えないのですが、今回の先生はよく見えて『副甲状腺上部温存確認済』と書いてありました。
4つあるうち、2つは確実に温存されてるってことだと思います。
これまでのカルシウムの薬の内容。
●2011/12/2~12/8
乳酸カルシウム4g×3+アルファロール×3
●2011/12/9~12/25
乳酸カルシウム2g×3+アルファロール×3
●2011/12/26~2012/3/25
アルファロール×3
●2012/3/26~2013/6/2
アルファロール×2
そして今回、ついに、アルファロールが1カプセルになりました♪
次回、もし正常値だったら、アルファロール無しに。
その後のカルシウムの数値がうまくいってくれれば、カルシウムのことはもう考えなくていいかな。
甲状腺ホルモンのチラーヂンは一生飲まないといけない薬だから、一つでも改善されて考えなくていいことがあると思うと嬉しいです。
ちなみに、チラーヂンは、50+25+12.5の3錠で87.5でしたが、新しく75が出たそうで、今回から75+12.5の2錠ですむようになりました。
アルファロールと合わせて2錠減ったので、薬代がだいぶ安くなりました。
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抗TSHレセプター抗体TRAb(バセドウ病の抗体)について。
TRAb(基準値1.0未満)
●2011/10(手術前)
27.4H
●2012/7(術後7ヶ月)
3.7H
●2012/12(術後1年)
2.4H
27.4からのスタートでしたが、術後順調に減ってきているので、基準値の1未満になる日もそう遠くないかも。
副甲状腺を残すために甲状腺がほんの少し残してあるので、バセドウ病再発の可能性はゼロではありません。
でも抗体がこれだけ下がれば、再発の心配は無さそう。
今回採血分の抗体の結果は次回にわかります。
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ホルモンが初めて落ち着いたことで、不妊治療の経過について尋ねられました。
もし妊娠すれば、私とお腹の中の子の二人分のホルモンをコントロールするため、今後の薬の増減について考えなくてはならないと言われました。
もう治療はしていないことを伝えました。
『不妊治療やめている』と入力されていました。
妊娠、出産のために手術を受けたので、本末転倒というか、複雑な気持ち。
手術したことでバセドウ病としての体の負担が減っていることは間違いないので、これで良かったと思います。
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眼瞼下垂について。
見た目はだいぶ良くなったこと、まぶしさや違和感があること等を話しました。
電子カルテには『ホルネル症状認められる』と書いてありました。
術後、ネットで調べて自分はホルネル症候群じゃないかなと思っていたので、納得でした。
ホルネル症候群=上位の交感神経系が圧迫または損傷等によって障害されることで生じる一連の諸症状。頸部交感神経麻痺、ホルネル徴候ともいう。
私に起きた症状は、右目の縮瞳(瞳孔が過度に縮小する現象)と眼瞼下垂(瞼が開きにくい)、まぶしさでした。
今は見た目は元通りに近いですが、瞼が自然と下がってくることもあるし、どうしても無理してしまうみたいで痛くなることが結構あります。
それから、これまでにも伝えてはありますが、時々声が出なくなることについて。
術後1年半経っても起きているということと、いつもと違う先生だったので、『声が出なくなるのは、やっぱり仕方がないですか』とまた聞いてみました。
すると先生、声がかすれるとかじゃなく、数分単位でも全く出ないということにちょっと驚いていました。
術後すぐの頃から比べれば、だいぶ良くなりましたが、声が出なくなることがあるのは、反回神経麻痺と上咽頭神経麻痺の影響が少なからずあると思います。
先生には、『声が出なくなるとその時は困るだろうけど、リハビリだと思って、これまでと変わらずにしゃべり続けるように。』と言われました。
声が出なくなることがあるからと言って、あまりしゃべらないでいると、逆に衰退してしまうので、あえてしゃべって鍛えるという感じのお話でした。
反回神経麻痺と上咽頭神経麻痺、それから右目のまぶしさや違和感は一生このままだと言われているけど頸部交感神経麻痺なので、神経麻痺の薬メチコバールは継続して飲むことになりました。
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手術痕について。
手術をしてくれた先生ではあるけど術後初めて診ていただいたので、『えっ、かなり拡がっていますねぇ』と驚かれました。
以前飲んでいたリザベン(ケロイド治療等に使われる抗アレルギー薬)を出すと言われましたが、飲むと体調が悪くなることと、他の先生はこれ以上飲み続けても私には効果はなさそうだと言って前回からやめているので、断りました。
ヘパリン類似物質の塗り薬は継続してもらいました。
手術痕だけでなく、頸部の皮膚をはがして釣り上げての内視鏡手術だったため、首前面や胸元の皮膚の内側も肥厚性瘢痕や癒着してる感じで、常時ヒリヒリしてるのと、時折突き刺すような痛み。
手術痕に関しては、服とすれて痛いので、保護テープを未だに貼ってます。
心臓の手術の時は軟膏だけでずっと我慢していたけど、25年経った今の医学でも軟膏塗って保護テープで我慢するしかないのかなぁ。
心臓手術の痕も痛いし、専門の先生に診てもらった方がいいのかな。
眼瞼下垂の方が気になって手術痕のことはどうでも良くなってたから、以前皮膚科紹介しますと言われた時に断ったのは私なんだけれど(>_<)
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次回の診察は12月2日。
先生が、『ちょうど手術から2年の日ですね!』とおっしゃっていました。
その日に向けて、無理しすぎないように気をつけながら、地道に前に進んでいこうと思います。
それから、つい先日、卵管口切開手術から丸2年を迎えました。
腹腔鏡手術で、おへそを切ってそこから器具を入れたのですが、今でも時々おへその奥辺りに激痛が走ります。
下腹部2か所の手術痕も、結構痛い。
これもケロイド体質の影響受けてるのかなぁ(>_<)
それにしてももう2年とは、時が経つのは早いもんです(^^ゞ
長文&わかりにくい内容の記事を読んでくださってありがとうございました(*^_^*)
6/4の費用
・再診料、検査料その他
4,610円
・薬代
9,670円
●合計14,280円