7月2日は、大学病院を受診しました。


待合室で、乳がんの手術後1年半ぐらいでしこりが出来、再発したかもしれないという方が話しかけて来られました。


結果を聞きに来たそうで、不安で落ち着かなくて話しかけて来られたのだと思います。


また抗がん剤治療とか、辛い日々が始まるのかもしれないと思うと、こわいとおっしゃっていました。


辛い時期を過ごし、何事にも感謝する気持ちになったと話されていました。


1時間ぐらい、いろんな話をし、人生勉強をさせてもらいました。


診察後、『大丈夫でした!!』と本当にホッとした様子で帰っていかれて、私も本当にホッとしました。


とてもいい出会いでした。


★★★★★


診察室に入ると、学生さんっぽい方が2人いて、診察の様子を見学されていました。


この日の血液検査は全部で19項目。


中でもカルシウムと無機リンが基準値より低く、FT4が基準値より少し高いという結果でした。


●カルシウム

8.4L

●無機リン

2.4L

●FT4

1.74H

●FT3

2.7

●TSH1

0.79


カルシウムは低いので、アルファロール2錠を継続することに。


前回よりはおちついていますが、今回も甲状腺ホルモンのFT4が少し高い。


『全部採ってるんですけどねぇ、どうしてかなぁ?』と先生はおっしゃっていました。


甲状腺を全部取っていると甲状腺機能が低下するので、チラージンという薬を飲んで甲状腺機能を基準値ぐらいに押し上げるように調節しています。


これまで私が飲んでいたチラージンは1日100μgで、今の時点でも少ない量なのだそうですが、基準値を少し超えてしまう。


これ以上減らすと、極端に低下してしまうかもしれないし、微妙なところだとおっしゃっていました。


症状はどうですかと聞かれ、動悸や汗などがありますと答えると、症状があるなら薬を減らすべきとおっしゃって100μgから75μgに減らすことになりました。


術後すぐは甲状腺ホルモンが安定しないと言われていたけど、もう半年経つし、そろそろ安定しないといけないみたいでした。



甲状腺は副甲状腺を埋め込むためにほんの数ミリ程度残してあるぐらいなのに、どんだけ頑張ってるんだろう(笑)


再発しないために全部摘出したけれど、この調子だと再発もありえない話ではないかもしれません。


妊娠したら、甲状腺ホルモンがもっとあがり調節が難しくなると言われているのに、今の時点でこれでは不安です。


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右目の眼瞼下垂は、『だいぶ上がってきましたね。まだ半年だから、思っていたより早く良くなった。ただ、まぶしさはずっと残ると思います。』とおっしゃった後、また謝ってくれました。


甲状腺手術なら誰にでも起こりうる合併症で、先生が悪いわけでもないのに、入院中から毎回顔を合わせるたびに謝ってくれます。


手術痕について。


3月に受診した時に、肥厚性瘢痕だろうということで、リザベンを1日3回服用、ヒルドイドソフト軟膏(ヘパリン類似物質)を塗りました。


先生に見せると、『まだ赤みとふくらみがあるから、薬を続けるように』とのことでした。


声はどうですかと聞かれ、まだ出にくい時や、全然出なくなる時があると答えました。


眼瞼下垂のために飲んでいる神経の薬メチコバールが、声に影響を与えている神経麻痺にも効果があるので、継続して飲むようにとのことでした。


そのあと、不妊治療の状況について聞かれました。


手術のあと今年に入ってから、採卵を2回しましたが、移植に至らなかったので、次は10月にまた採卵をする予定ですと答えました。


次の甲状腺の受診は12月17日で、不妊治療との兼ね合いで時期をずらしたい時は連絡するようにとおっしゃいました。


次は半年後の12月でいいのかぁ、これで本当に一段落着いたなぁと晴々とした気持ちで病院をあとにしました。


この時は、たった10日後にまた受診しないといけなくなるなんて思ってませんでした(>_<)


★★★★★


帰ってから旦那さんに『全部取ってるんですけどねぇ。どうしてかなぁ。』と先生に言われたと話ました。


旦那さんは、甲状腺がほとんどないのに甲状腺ホルモンが高めということは、ホルモンを調節する脳の視床下部とかそういうところを検査してもらった方がいいんじゃない?』と言いました。


3年ほど薬を飲んでいる高プロラクチン血症は、一応、脳の視床下部異常や脳腫瘍でもなるんです。


そして、不妊治療の脳の視床下部に効かせる点鼻薬が効かず、排卵させるホルモンLHが高くなってしまったこともありました。


何年も前から気になっていた腸と肺、脳を調べてもらおうかなと話しました。


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この日は自宅療養中の父が病院へ連れて行ってくれました。



不妊治療について、父は私がしている治療の内容や状況をあまり知りませんでした。


普通の体外受精や顕微授精ではもうダメで、先生もこれまでにあまりやったことがない新しい方法を試してみようと言っていると話すと、厳しい状況を把握できたみたいでした。


やるだけのことをやってダメだったら、後は夫婦ともに身体のことを考えて、他に楽しみを見つけながら生きて行きなさいと言われました。


往復4時間ぐらい、何をしゃべろうかなと思っていたけど、色々話せて良かったです。


★★★★★


★7/2の費用★

再診料、検査料他

4,470円

薬(半年分)

22,640円

計27,110円