昨日は、今回の治療結果と今後の打ち合わせのため、不妊クリニックに行ってきました。


先生のお話は、ため息からスタート。


授精した3個とも、培養3日目までに成長がストップしており、厳しい。(5日目まで成長できなかったのは採卵5回とも共通してます。)


(今のクリニックに転院してからの)3回の誘発方法を振り返る。


①注射+アンタゴニスト

②スプレー+注射

③クロミフェン+注射


アンタゴニストやスプレーが合わない人もたまにいるが、③も悪い結果なのでそれが原因というわけでもなさそう。


3つの方法を試したがどれも良くない。


残りの手段は、薬(クロミフェン)だけで注射なし。


この方法だと採卵数は少なくなるが(1個か2個ぐらい?)、これまでのようにたくさん採れても使える卵がないなら、薬(クロミフェン)で質のいい卵が1個でもできないかに賭けた方がいい。


何をやってもダメな人はダメだから(これ先生に言われるの2回目)、良い結果がでるかわからないが、まずはこれをやってみる。


それでもダメならIVM(未成熟卵体外培養法)がある。


卵子のもとになるものをとってきて培養する方法で、あなたの卵巣の中では卵子がうまく育たないという仮定で外で育てる。

これには利点欠点があるので、その段階になったらまた考えれば良い。


まずは、薬(クロミフェン)でやってみましょう。


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●IVM(未成熟卵体外培養法)通常は卵胞の直径が20mmぐらいで採卵するが、IVMは7mm前後の早い時期の未熟卵子を採卵し、24時間培養のあと、体外受精または顕微授精を行う。


●メリット

排卵誘発に際しリスクが高い方や卵巣内の環境では卵子に悪影響を及ぼすリスクが高い場合は、卵巣内ではなく外で卵子を成熟させる本方法が有効。

●デメリット

通常に比べて、採卵率、受精率、胚盤胞達成率が非常に低い。


●有効な場合

・多のう胞性卵巣症候群で排卵誘発をしなければ卵胞成長が認められないが、排卵誘発を行うと卵巣過剰刺激症候群になってしまう方。

・全ての検査に問題はないが胚盤胞達成率が悪く、反復失敗例が多いなど卵巣内での卵胞成長では問題が考えられる場合。

●向かない方

通常の体外受精で胚移植まで行える方


こちらを参考にしました。かなり詳しく書かれています。

IVM-IVF(はらメディカルクリニック)


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多のう胞性卵巣症候群ですごく小さな未熟卵しか育たずIVMをし妊娠された方をブログでお見かけしたことがありますが、都会の有名クリニックでしかやっていない最新技術で縁がないと思っていました。


うちのクリニックでもできるなんて(これから取り入れるのかもしれませんが)、すごい朗報です。


そして、帰って来てから調べてみると、胚盤胞がなかなか作れなかったり、何度も体外受精・顕微授精を失敗している私のような人にも有効らしい。


難関が多い方法で、良い結果につながる可能性はかなり低いようだけど、それでもまだやれることが残されているというのは嬉しい。

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卵の質を上げるために。


ビタミンC、ビタミンE、葉酸、エンゼルストーク(アルギニン・葉酸飲料)を今まで通り続ける。


エンゼルストークは良い結果が出ている人が多いので、続けること。


(先生にすすめられ、昨年5月頃から1日1本飲んでいます。バセドウ病治療開始の9月から手術後の年末まではお休みし、今年1月に再開しました。)


今飲んでいる漢方薬(エキス顆粒)は温経湯だが、卵の質が良くなるという報告がある【桂枝茯苓丸料(ケイシブクリョウガンリョウ)】に変更。


良いという報告があるものはとにかくなんでもやってみましょう。


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次は、6月採卵を希望。


4月の生理中に来院すること。


『チャンスはまだあるから、心配しなくても大丈夫ですからね。ポッと質のいいのがきた時がチャンスだから、先は長いけどそれまで頑張っていきましょう。』と言ってくださいました。


先生も試行錯誤してくださっているし、前向きな言葉をかけていただき、いつかチャンスがくるかもしれないという希望が少し見えました。


もう無理だと治療のやめ時ばかり考えていた心が晴れました。


前の病院の先生に初体外陰性後、『同じ時期に同じように注射してた他の人はみんなたくさん卵が採れて順調なのに、あなたはなぜこんな結果になったのか、私にもわかりません。』って追い打ちかけられて凍りついたのとは大違いだ。


わからないなりに試行錯誤してくれる今の先生についていきたいと改めて思いました。


先生は『今回はお役に立てなくて申し訳なかったですね。』と3回くらいおっしゃっていました。


先生のレベルは全国的に見ても高いと思うので、かえって申し訳なく恐縮しました。


そして、次で3回連続の採卵になり、今後もまだ採卵が続きそうなため、『お役に立てなかったから…。次にとっておいて足しにして。』と会計を割り引いてくださいました。(自費で自由診療なので先生の裁量によります)


採卵して凍結も移植もできずに治療が終わる時の支払いというのは虚しいものだけど、先生の心遣いに感謝して支払いました。


次はとうとう6回目(転院して4回目)の採卵。


先生がおっしゃるように、いつかチャンスがやってくるのを信じて、気長に頑張ります。


6月の採卵まで地道に身体づくりを頑張りたいと思います。


それから昨日は、ブロ友さんで同じ病院から転院組のやよいちんにクリニックでお会いしておしゃべりしました。


私的にはすごく気分転換になりました。


やよいちん、ありがとう☆


★2/13の費用★

再診料

1250円

麻酔代

25000円

手術料

130,000円

処方箋料

200円

計156,450円


薬局(60日分3割負担)

・桂枝茯苓丸料

エキス顆粒

・ユベラ錠50mg

・シナール配合錠

・フォリアミン錠

・カバサール8錠

計3,100円


★採卵周期⑤最終合計★

212,370円