8月30日、31日の旅行記をゆっくーり書いてますあせる
旅行記①そば畑といのしし編
旅行記②白水ダム編

白水ダムを見たあとは、 早速次のマニアっぽい目的地へ向けて出発アップ

あい愛☆日記

道路橋の下を横切ってクネクネ曲がりながら山を下っていく線路と何回も出会いました目

大豆畑を通り抜けてたどり着いたのが、大分県竹田市にある
『音無井路十二号分水』(おとなしいろじゅうにごうぶんすい)キラキラ

5年ぐらい前に知って以来行ってみたかったところですニコニコ

この場所は小高くなっているので、頂上部分に水を引いて一帯から安定した収穫を得ることは住民たちの悲願だったそうです。

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まず上の写真をみながら簡単に説明すると・・・。

左側の山の方に通された約2kmの暗渠(あんきょ)=トンネルをくぐって、大谷川から取られた水がこの円形分水のところまで運ばれてきます。

水は円形分水を通ることで平等に分配され、手前に見えている水路を通してそれぞれの田畑へと送られていきます。

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この奥は2km続くトンネルの水路です。

まずこの場所まで水路を引くのが想像を絶する難工事だったそうです。

元禄時代に失敗、その後明治時代に再び着工されて明治25年にようやく水路が完成しました。

大正時代末になると、源流から他の地域も取水するようになったために音無井路の水が足りなくなり、水争いが絶えないように・・・しょぼん

そこで円形分水が昭和9年に造られました。

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運ばれてきた水は、中央からすごい勢いで出てきますビックリマーク

写真では水に動きがあるようには見えないかもしれませんが、実際はどんどん湧き出しているような感じでした。


アップ携帯からは見られないかもしれませんが、私の撮った動画です得意げ

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水の出る四角の穴は全部で20個。

耕地面積に比例して割り当てられた水の量が3つの水路にそれぞれ流れていきます。

円形分水を介して水が平等に配分されるため、水争いは無くなりましたぽっ

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田畑に送り出すための水路

案内板には『知恵の結晶』『水は農家の魂なり』と書いてありました。

周りに広がる田園風景を支える水を今も現役で送り出している円形分水を見ることができて良かったです。

小学生の時、郷土の歴史を習う時間で鹿児島県有明町の野井倉甚兵衛さんという水路を作った方のことを教わってスゴイビックリマークと感動して興味を持って以来、どうもこういうのに弱い女になってしまいましたあせる

前回の旅行記で書いた白水ダム、そして今回の円形分水が登場する
『大分むぎ焼酎二階堂のCM』ですラブラブ