昨夜、ホテルフロント係(実際はレストランウェイトレス兼務)に
日本から持っていった?部分のバス、電車のことを聞いたが、
「知らない、分からない」 って・・・・ どうなるのかな?
今朝も素晴らしい青空だ。
フロント係 あれ?昨日の人とは違う。 聞くしかない!
「リゾンへ行きたいが、電車かバスはあるのか?」
「ポントルソンから電車で・・・・・・」 「あ~良かった!駅で聞ける」
調べたとおりだったと、安心するが。
ゆっくり朝食をとり、昨夜見た川へ行ってみたら、やっぱり川の水は引き
川底が見えるほどになっている。
干潮の時間帯
ミーハーな私は、バス停前の
「セントジェームス」を覗いてみる。
まだ開店前、確かこの辺りに本店があると
TV番組でやってたけど、もしや~?
さすが壁がボーダーになってる。
バス停で待っていると、車から降りて来た若い女性はなんと日本人!
「おはよう」のあいさつ後、どの方向に行くのか聞くと、これからパリに戻ると、
観光客ではなく、知り合いのお宅に宿泊したらしい。
「お気をつけて~」とお互いに手を振って、彼女は向かい側へ移動した。
ようやくバスが来た。地元のお兄ちゃん、中年の女性が乗って、降りて。
どのくらい乗ってたか・・・いよいよ「ポントルソン駅」に到着。
電車は何時かな~などと言いながら、駅に着いた安堵感から
のんびりホームらしき場所に入ってみるが、工事中のようだ。
駅員さんはどこかな?ときょろきょろ。
Rちゃんの出番! 「リゾン駅」にこの時間までに行きたいと聞くと、
「電車が動いてない」と女性の駅員さん「ええ~っ」その驚きは忘れられない。
彼女は、バス時刻表をパソコンで打ち出し、
「タクシーで行くしかない」と言うが早いか、直ぐに電話をしてくれた。
もう一人女性が一緒だと言われ、間もなくタクシーが到着
「アルフォンス」まで~ 女性ドライバーとの4女子旅(呑気すぎ?)
高速道路を、飛ばす 飛ばす すごい速さで飛ばす。
「大丈夫間に合うから」とか言ってるみたいだけど、よく分かんない!
草原のようなところや、時々家が見えたりして到着した。
「アルフォンス駅」と言うところらしいが、おじさんが手を振って待っていた。
ドライバーに支払い、背中を押されるようにバスに乗り込む。
この間、何秒だったろうと言うほどの早業な動きで乗り換えた。
またまた、何が何だか分からないが、バス代を払おうとしたが拒絶され、
無賃乗車1時間ほどの高速道路バスツアーを、楽しんだ(?)
まあ良く喋る運転手さん、フランス語で全く分からないが、
地元の乗客がいたのか、ほとんど一人で何か言ってた。
ビックリ ドッキリの連続の後で、ようやく落ち着いたが疲れたぁ~~~
今思えば、外の景色の写真が1枚もないのが、残念!
「リゾン駅」行きバスの発着所がある「クータンス駅」に到着した。
近代的な「クータンス駅」内のトイレへ もちろん有料トイレです!
調べてもらった時間には、まだ十分時間があるがどのバス停か、
バス乗り場のインフォメーションで聞き、7番が確認出来た。
あれ?時間が表示されてない。どうして? 戻って i で確認。
ここで良いんだ!
7番となりのバスの運転手にも聞くが、「知らない!」
ホントにここで良いのか! 私は、あっちへこっちへと行ったり来たり
バスを待ってる人は何かあったのかと、私を右から左・左から右へと
テニスの試合の観客のように首を振って見ているのが分かった。
あれ?11:14発のはず、なんで14:30の表示が。 i へまたまた走る!
i で話せないはずの英語で聞き、しつこいと思われたのか、
フランス語で何か書いてある「お知らせ」を、拳で「ドンドン」と叩いて
何か言ってるが、私には通じない。
たぶんバスの間引き運転ではなかったのか。
さあ大変、そのバスに乗ってたらシェルブールでフェリーに乗れなくなる。
タクシーに乗るしかない!
目の前の「クータンス駅」タクシー乗り場へ行き、「リゾン駅」まで行ってくれる
タクシーを探す。
行ってくれるが、一体いくらかかるのか? 心臓はドキドキしている。
2台目のタクシーと交渉。
ドライバーは、ナビと計算機を出してこれでどうか? 270€ (わぁ~ぉ)
乗るしかない 「お願いします」と乗り込む。
ああ~すごいことになったなあ
私のせいでバスが走らないわけじゃないけど、シェルブールから帰ろう!
なんて行ったのは私だ!等と、少し落ち込む。
€の持ち合わせが足りない。伝えるとOKと運転手さんは両替所に、
ところががすごい混雑、それを見ていた彼は、「早く!」とばかりに別の両替所
に連れてってくれた。
さあいよいよ、ノルマンディー地方の大半島を横断するのだ。
まさかのタクシー移動、やっと気持ちが落ち着きだした。
クータンスから高速道路タクシーツアーが始まった。
教会の塔が見えた。
どこの街にもある風景が
絵になる。
ほとんど丘や林
時々工場らしいものが見えたが
民家が見えたのでパチリ!
リゾン駅に到着、ここまでくればシェルブール駅にはTGVで行ける!
TAXの運転手さんが、8€まけてくれた!(乗ってから約2時間弱)
「よくここまで来たね~ この近くからもフエリーに乗れるよ」などと話し
「メルシー」 で別れた。
リゾン駅には何もなく、駅前も閑散として誰も歩いていない田舎の駅だ。
ほどなくシェルブール行きの電車が到着。
これで安心、ステキな電車でのんびりした旅を満喫したような気にもなった。
約1時間後に、映画「シェルブールの雨傘」で有名な
港町「シェルブール駅」 へ到着。 これでフエリーへ確実に乗れるのだ。
TGVと記念撮影
ターミナル駅
シェルブール
ランチタイムが過ぎたこともあり、なかなかお昼にありつけない!
港隣接のかなり大きなモールを教えてもらい、ようやくランチ。
フランスともサヨナラ、もう一度フワフワオムレツを注文ビールでカンパーイ。
物価の高いイギリスから買い物に来る人たちのことは知っていたが、
このモールはそういうお客さんのための、大型スーパーマーケットらしく
食品売り場は、セット売りのものが多い。
他にはお土産、ブランド品ショップなどのお店が並んでいた。
フードコートの外では二人のおばさまが、大きなカートに山のように
買ったものを積んで、ビールを飲んでいる。 慣れてる感じ!
モールを出ると網が干してあったり、漁師らしき人が作業をしている。
この港を見ながら、駅で確認した「歩いて15分ぐらい」の船着き場へと歩く。
確かに着いたが、乗船場がかなり向こうに見える。
入口はあるが、施錠してあり入れない。犬の散歩中のおじさまも見える。
またまた ええっ~状態の私たち!
車が、かなり遠回りして入って来るのが見える。
歩くしかない、そこから30分ほど歩くと工事の若者が、「ここからとどうぞ」
ショートカットで車専用道を横断し、ようやく乗船場ターミナルビルに到着。
インターネットはすごい! フエリー乗船チケットと交換出来た。
今度はフランスから出国、ハンコをペタッ それで終わり、簡単だね~
帰りは、約2時間乗船だけのジェット船 席は提督椅子クラス
どんな豪華な椅子かと期待していたが、きれいな色の椅子が並んでいるだけ。
来るときに乗ったフエリーよりは座り心地は良いが、短時間で到着するんだよね
中央に見えるお店で、シードルと軽食を買ってゆったりくつろいだ。
モールで会ったおばさまたちが乗船していたのは、思った通りのようだ。
海上要塞のようなものが見えた。
かなり古いものだろうが、
ドーバー海峡は、戦場でもあったことを、思い出す。
2時間の船旅はあっという間に終わり、
まだまだ明るいイギリスに到着(19時)
冒険の旅の出発点、ポーツマスハーバーへ帰って来た。
電車を乗り継ぎ、マリぴッピのお宅へ帰宅。
あらら~ 楽しみにしていたリフォームは一向に進んでなかった。
長い長い1日が終わろうとしていたが、疲れたせいか食欲が全く無い。
Rちゃんがのり巻きなんて買ってくれたのに、1個食べるのがやっと、
ビールで流し込んでという感じ・・・・・・疲れた 疲れた
二泊二日のフランス旅行は、一週間も行って来たような、そんな疲れが・・・・・
誰も出来ない、私たちのM・S・Mの旅が終わった。
絶対忘れられない旅になったことは、言うまでもないね。
16,466歩(走り回ったせいだね) つづく