ひと足先に旅立ってる友人が待っているロンドンへ GO=!!
朝から、いや数日前から私は ヒヤヒヤドキドキ していた。
今回のイギリス&フランスへの旅は、一人旅状態になっていたからだ。
二度目の女王様の国で合流するRちゃんは、娘のいるロンドンへ夫とともに
2週間前から滞在中、私は日程だけは相談して見送っていた。
私が希望した ロンドンから行くモンサンミッシェル旅行 は、任されて
毎日毎日旅ブログやら情報検索をし続け、???の付く場所を探しきれず
とうとう実行することになった。
その顛末を書きとどめておくことにした。
国際線の一人搭乗は初めて、それだけでドキドキ!
早すぎると思いつつ、3時間前に成田に到着。
JALと思いカウンターへ
「BAは、一番向こうですが、まだ受け付けてないかもしれません」 えっ?
心臓はまたまたパクパク 共同運航しているからBAらしい。
というのも、
国際線搭乗往復Eチケットを、インターネットで予約したのは当然初めてだ。
早くOKをもらって飛行機に乗っていいんだと、確信したい!
大急ぎでカウンターへ行くと、団体さんらしい10人ぐらいと外国人数人が並び
カウンター内には日本人の係りの人が、既に受付をしていた。
「パスポートをお願いします」と確認され、あの細長いチケットを渡された。
バンザーイ ああ良かった~
インターネット予約ってすごい!
思ったより速く受付が終わり、出発までは2時間以上ある。
カード会社のラウンジで時間までゆっくりしよう、なんだか疲れた(笑)
いよいよ搭乗だ。乗ってしまえばどうってことない!
機内で履こうと持ってきたスリッパ代わりの、地下足袋シューズ
のんびりと「父になる」を見ながら(殆ど観てない)、さっきまでのドキドキが消えていることに自分で安心し、一昨年のイギリス旅行を思い出したりしていた。
1回目の食事が運ばれ、ホッとしたせいか
美味しく白ワインを飲みながら、食事を頂きパンも食べよう!
「Cafe or Tea?」 「コーヒーをください。ありがとう」言ったその時、
事は起こった。
前の席に座っていた同世代の夫婦連れの妻が、食事中に椅子のボタンを押した。
リクライニングの椅子は、当然私の前にドーンと現れ、
今いただいたコーヒーが、おなかの上にバシャー!
「ギャー」と言ったか「わー」と言ったか忘れたが、もうビックリ!
テーブルの上のものも、当然ビックリして立ち上がったせいで斜めになり・・・・
自分の椅子も右端はコーヒーで汚れた。
それより何より「大丈夫ですか?」とも言わず、
「すいません、ごめんなさい」のみ、恐縮しているのは夫の方だ。
「さわっちゃって」だって。 触ったぐらいであのボタンは作動しません。
もし赤ちゃんだったら、火傷してたよ。
私はジャンバースカートにジーンズを履いていたため、「熱い!」とは言ったが
温かい・・・ おもらしでもしたかのように下半身は濡れて、
CAの持ってくるティッシュを吸い取り紙のように使って、
暫くは「ブツブツ」言いながら、その作業を続けた。
もう全くなんてこった!
おもらし状態が、10時間も続くのか!とかと言いながら、
ドライヤーがないか聞いたが、あの乾燥状態の機内に備えてあるわけもなく、
このまま、ロンドンヒースロー空港へ行くことに。
荷物は預けて、着替えができない。
途中気を取り直して、シベリア上空から雪景色の大地を携帯で撮影。
呆れたことに、降りるときに「すみませんでした」と頭を下げて来たのは
夫の方で、大丈夫だと合図をしたが、呆れて声も出なかった。
ああ~どんな旅が始まるのかな~ 何かがよぎる。
ヒースロー到着の頃には、表面だけは乾いていたが、
薄茶色のコーヒーのシミが見事な地図状になっていた。
そしてロビーに、Rちゃんと夫のSEIちゃんが待っていてくれた。 ウルウル・・・
何とも言えない安堵感
一昨年買った女王様のオイスターカードは
2.5£チャージ分があることを確認し、アンダーグラウンド(地下鉄)で
マリピッピ(娘)のお宅へ向かい、ああここだ!懐かしのシャドウェル駅到着。
イギリスの地を再訪問できた。
つづく