保育園で子どもの事件、事故があるたびに
問題にあがるのが





保育士の人数配置


実際問題、現場の保育士は本当にこの人数しか配置されないので余裕のある保育がしてあげられないところが多いのでは無いでしょうか。




我が子に置き換えて考えても

0歳の子どもを同時に3人見るなんて

まず手が足りないんです



だってみーーんな抱っこしてほしいんだから

両手では足りないんです


ご飯も自分で出来ない。


1歳なんて歩き始めて不安定で

噛み癖がある子がいると

6人を追いかけるのは体がもちません。




こどもちゃれんじ


そして年長等になると活動が増えて

行事もすごく多いので

その準備や小学校との連携


言葉で話せばわかる年齢ですが

その分トラブルが多いのです。

その子ども達を30人1人で見るんですよ?

トイレなんか行けません。

いつトラブルになるか分かりません。

膀胱炎になる保育士も多いです。




そしてここに自閉症や発達障害かも?

と思われる子が居るとたちまちクラスが

まわらなくなります。



これは発達にハンデがある子が悪いのでは無く

こんなに余裕の無い配置基準にした国が悪いと思います。



私たちも加配をつけてその子の段階に合わせた

支援をしたいし

周りの子達も待たされる事なく進めてあげたいんです。


アレルギー重度の子が居てもしアナフィラキシーでも起こしたらと考えると責任の重さは計り知れません。



そして極め付けはこの給料の低さ。



そしてアドバイスとはまた別の

厳しい言葉をかける保護者対応です。


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ご理解、ご協力をいただける保護者の方が大半で

本当に感謝していますが

中にはやはり心無い言葉をかけてくる保護者もいるのです。



独身の人には「子ども居ないのに先生に子どもの事は分からない」と言われたり


「うちの子だけ特別扱いしてほしい」と言う方がいたり



そして拘束時間の長さと先輩保育士の圧



色々な原因で資格を持っていても復帰したくないという方がいます。


私の大学の同級生も半分は保育の現場に居ますが

半分は別の職種です。



子どもが大好きだけどそれだけではやっていけなくて心を壊してしまう方もいます。



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保育士が少ないとどこに皺寄せがいくかと言うと

やはり子ども達なんですね。




制作等でも得意な子は先に終わっていると苦手な子はどんどん進めると置いていかれますよね


ここでもう1人保育士が居ると

苦手な子のフォローに入って

同時進行できみんながそれぞれのペースで

出来るんです。




最初からみんなが同じように出来ないからこそ

このような配慮が必要なんです。



乳児期では0歳は3人に保育士1人ですが



園児が6人で保育士が2人のクラスの場合


1人の保育士が雑用に回ると

もう1人の保育士が6人の0歳児を見なくてはいけません。


ここに噛み癖のある子が居たら?

手が出る子が居たら?


怪我をさせたら保護者に説明し

病院にかかるような怪我だと書類や園長にも報告です。





そしてここに個人の書類やカリキュラム日案や月案

子どもが寝たら会議


一般の社会では休憩時間がきっちり取れると思いますが保育士は子どもが寝てる時間に連絡帳を書き

書類を作成する。


自分がほっと出来る真の休憩時間等無いに等しいのです。







これからも保育の現場に来る若き学生の為にも

胸を張って子どもが大好きで保育の仕事も大好きと言いたい。



その為には給料の改善、保育士の配置基準の見直しが必要不可欠。



保育士のその優しさにつけあがって胡座をかいている偉い方々にはぜひ保育士を体験してほしい。


働く親御さんにとっては無くてはならない場所。

未来を担う子ども達を育む場所なのです。



正社員もどんどん少なくなり

時間の融通がきくパートや派遣が多くなりつつあります。


有難いのですがやはりパートさんはお昼には帰る方が多くパートさん含めた保育士の人数配置をしている園だと午後からその1人分を他の保育士で補わないといけなくなります。



どうか保育士にもっと焦点を当ててください。